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アートメイクと症状出現ケース

2025.10.05

投稿者
クミタス

刺青部位に皮膚結節を生じ、真皮全層にサルコイド肉芽腫像が認められたケースについては以下にて掲載しておりますが、
刺青の赤色部位に一致して隆起性病変を生じたケース
https://www.kumitasu.com/contents/hyoji/4791
今回は、アートメイクの施行後に皮膚病変を生じ、サルコイドーシスと診断されたケースについて掲載します。
 
47歳女性。約30年前に両眉毛部にアートメイクを施行した。2020年頃から右眉毛部に隆起性病変が出現し、液体窒素療法を施行するも改善せず受診。初診時、右眉毛部外側に紅斑を認め、表面には黄色の厚い痂皮が付着していた。病理組織像では真皮に非乾酪性類上皮細胞肉芽腫の形成を認めた。血液検査でsIL-2R高値、胸部CTで両側肺門リンパ節腫脹、多発縦郭リンパ節腫脹、肺病変があり、刺青サルコイドーシスと診断された。プレドニゾロン 30mg/日の投与により、皮膚病変や肺病変は改善している(出典・参照:齊藤美穂, 山内瑛, 藤原由佳子, 井川健 獨協医科大学医学部,皮膚科学講座 アートメイク部の肉芽腫性病変を契機に診断に至ったサルコイドーシスの1例)。

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