Author クミタスさん
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2023.07.02
エデト酸(EDTA)は金属イオンの活性化を抑制する特徴があり、成分の沈殿を抑えたり酸化を防ぐ目的などで化粧品、医薬品、また食品添加物として使用されています。
食品:缶詰や瓶詰、一部の炭酸飲料など
化粧品:薬用石けん、シャンプー・リンス等、除毛剤、育毛剤、薬用歯みがき剤、浴用剤、染毛剤、パーマネント、ウェーブ用剤など
医薬品:経口剤、各種注射、外用剤、眼科用剤、耳鼻科用剤、歯科外用剤、口中用剤などで使用されることがあります
感作機会は少なくないところですが、アナフィラキシーとしては以下などの報告があります。
・43歳男性。ミダゾラム投与下で下部内視鏡検査が行われた。終了時、エデト酸ナトリウム(EDTA)を含むフルマゼニル(アネキセート)使用直後から血圧低下、呼吸困難と意識障害が生じた。それまでにミダゾラムやフルマゼニルの使用経験はなかった。
・77歳男性。手術時にエデト酸ナトリウム(EDTA)を含む麻酔導入剤プロポフォール注を開始し、13ml入った時点で突然の咳き込み、ほぼ同時にフラッシュ様紅斑が全身に出現し、次いで血圧が低下。手術は延期しプロポフォール無しでおこない、同様の症状出現には至らなかった。
エデト酸ナトリウムが原因とわかるまでにアナフィラキシーショックを繰り返した例の報告もあることからも、原因検索の際には添加物についても検討する必要があることも示唆されています。よろしければ以下もご参照ください。
卵・小麦・乳を使用していないおもいやりおでん
125kcal/1袋(380g)あたり
16711
akki
温めていただきました。 …