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牡蠣による食物蛋白誘発胃腸炎(FPIES)のケース

2025.10.23

投稿者
クミタス

貝類による食物蛋白誘発胃腸炎(FPIES)について、ホタテ、ハマグリ、アサリ貝のケースは以下で掲載しております。
ホタテによる食物蛋白誘発胃腸炎(FPIES)
https://www.kumitasu.com/contents/hyoji/4286
ハマグリによる食物蛋白誘発胃腸炎(FPIES)
https://www.kumitasu.com/contents/hyoji/4742
貝アレルギー、食物蛋白誘発胃腸炎(FPIES)の例
https://www.kumitasu.com/contents/hyoji/2823 
今回は牡蠣による食物蛋白誘発胃腸炎(FPIES)のケースについて掲載します。

14歳女子。12歳のときに加熱した牡蠣を初めて摂取し、その4時間後に嘔吐した。その後、牡蠣を摂取して数時間後に嘔吐するという経過を2回繰り返した。腹痛を伴うことがあったが、下痢は認めず、皮膚症状と呼吸器症状を伴わなかった。アレルギー検査を希望して当科を受診し、食物経口負荷試験目的に入院した。加熱した牡蠣1個を摂取し、3時間後に嘔吐し、顔色不良、活気不良を伴い輸液を要した。皮膚症状と呼吸器症状は認めなかった。牡蠣によるFPIESと診断され、除去を指導し、耐性獲得確認のための食物経口負荷試験の再検時期を検討している(出典・参照:土川颯,栗澤未央ジューン,白崎優太,田上晃弘,堀井百祐,中村英記,平野至規,室野晃一 名寄市立総合病院小児科 牡蠣による食物蛋白誘発胃腸症(food proteininduced enterocolitis syndrome:FPIES)の 1 例)。
魚類による食物蛋白誘発胃腸炎
https://www.kumitasu.com/contents/hyoji/4003 
魚卵と食物蛋白誘発胃腸炎(FPIES)
https://www.kumitasu.com/contents/hyoji/417 

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