甲殻類、軟体類、貝類の主要アレルゲンとしてはトロポミオシン、アルギニンキナーゼ、Ca2+結合性筋形質タンパク質などが挙げられ、現在までに牡蠣のアレルゲンについては、以下などが報告されています。
Crassostrea angulata(ポルトガルガキ)
・Cra a 2
アルギニンキナーゼ 38 kDa ~ 41 kDa
アルギニンキナーゼは牡蠣、エビ、カニ間において交差反応性があるとの示唆もあります。
・Cra a 4
Ca2+結合性筋形質タンパク質 20 kDa
Crassostrea gigas(マガキ)
・Cra g 1
トロポミオシン 38 kDa
甲殻類と軟体類・貝類のトロポミオシンのアミノ酸配列相同性は約60%との示唆がなされています。
トロポミオシンは消化酵素や熱に耐性がありますが、Cra g 1 は生の状態よりも加熱したほうが IgE反応性が高くなる(ローストした>茹でた>生の状態)との報告も見られています。
牡蠣によるアレルギー例、他の貝のアレルゲンについても別途掲載していきたいと思います。
出典・参照: Lei Fang, Guoming Li, Ruizeng Gu, Muyi Cai, Jun Lu. Influence of thermal treatment on the characteristics of major oyster allergen Cra g 1 (tropomyosin)
エビのアレルゲンの中から
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