1. クミタス記事
  2. クミタス記事詳細

読み物

喘息患者さんの腸内細菌叢における男女差

2024.09.28

投稿者
クミタス

喘息発症のリスク因子の1つに、男女差(性差)が挙げられていますが
高齢発症喘息における発症リスク因子とは
https://www.kumitasu.com/contents/hyoji/4647
喘息患者さんの腸内細菌叢における男女差を検討した報告について、掲載したいと思います。
 
通院中の喘息患者で研究に同意の得られた女性32名、男性23名を対象に便を採取、腸内細菌のDNAを抽出し、次世代シーケンシング(NGS)解析を行った。得られた塩基配列データから腸内細菌叢データを健康母集団(女性307名、男性83名)と比較し共分散構造分析により解析した結果、喘息女性群は対象群と比較してブラウティア菌(Blautia) および Streptococcus,Bifidobacteriumu,Phocaeicola,Parabacteroides の占有率が優位に高かった。
喘息男性群では,Blautia および Streptococcus 占有率及び保有率が有意に高く、喘息女性群では年代別(40〜50代、60〜70代)でも有意な菌叢が得られた.一方で,喘息男性群では年代別の有意差は認められなかった、との結果も見られています。

    {genreName}

      {topics}