アトピー性皮膚炎では、皮膚バリア機能の低下や慢性的な炎症が大きな問題となる。これまで乳酸菌を経口摂取することで免疫調整作用が得られることは知られていたが、乳酸菌を皮膚に直接塗布した場合の効果については十分に研究されていなかった。そこで本研究では、加熱処理乳酸菌 Lactobacillus plantarum(HK‑L‑137)を含む製剤「Immuno‑LP20」を、アトピー性皮膚炎を自然発症する NC/Nga マウスに対して外用または経口で投与し、その効果を比較検討した。
10週齢のマウスを対照群、乳酸菌外用群、乳酸菌経口群の3群に分け、4週間にわたり皮膚炎スコア、経表皮水分蒸散量(TEWL)、掻き行動、血清 IgE、皮膚組織の病理学的変化を評価した。その結果、乳酸菌を皮膚に直接塗布した群では、皮膚炎スコアが明確に改善し、TEWL の低下も顕著であった。これは皮膚バリア機能が回復したことを示している。また、掻き行動も減少し、皮膚組織では表皮肥厚や炎症細胞浸潤が抑制されていた。一方、経口投与群でも一定の改善は見られたものの、外用群ほどの効果は得られなかった。
興味深いことに、アレルギー反応の指標である血清 IgE には3群間で有意差が認められなかった。このことから、乳酸菌の外用による改善効果は IgE を介した典型的なアレルギー反応の抑制ではなく、皮膚局所での免疫調整作用や炎症制御が中心である可能性が示唆された。研究者らは、乳酸菌成分が Toll-like receptor(特に TLR2/6)を介して皮膚の免疫応答を調整し、炎症を抑制した可能性を指摘している。また、皮膚常在菌叢への影響、特に黄色ブドウ球菌の増殖抑制なども関与している可能性がある。
以上の結果から、Immuno‑LP20 の外用はアトピー性皮膚炎モデルマウスにおいて、皮膚炎症状、バリア機能、組織学的異常を改善することが明らかとなった。経口投与よりも外用の方が効果が大きいことから、乳酸菌の皮膚直接作用が重要であると考えられる。ただし、今回の研究はマウスを対象としたものであり、観察期間も限られているため、ヒトへの応用にはさらなる検討が必要である。
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