チャドクガの毒針毛に接触して皮膚炎を生じることがありますが
チャドクガによる皮膚炎
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チャドクガによる皮膚炎の例から
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ヒロヘリアオイラガの毒針毛が乳児の口腔内に入り、哺乳不良となり全身麻酔下で毒針毛の除去をおこない、食事、哺乳ができるようになったケースを掲載します。
10か月女児。通っている保育園で、2日前に本種の幼虫が毎年発生する樹木(オオバヤシャブシ)を消毒した。そのときに落下したヒロへリアオイラガの終齢幼虫の死骸を、本児が口に入れた。泣き声に気付いた職員がすぐに吐き出させたが、口周囲、口唇、歯肉、舌に無数の毒針が残存していたため、医療機関Aを受診した。
来院時、全身状態は良く、口腔内と口周囲以外の皮膚に局所的に針の刺入はあるものの、明らかな皮膚炎はなかった。持参した死骸から幼虫がヒロヘリアオイラガの終齢幼虫であり、刺入しているのはその毒針毛であることが分かった。口周囲の毒針毛を粘着テープで可能な限り除去し、哺乳ができることを確認し、その日は帰宅。翌日再診時、毒針毛による口腔違和感が強く哺乳不良を認めた。また授乳時に本児の口が触れることによる乳房への毒針毛の付着・刺激も強く、できる限りの除去が必要と考えたが覚醒下の処置は困難と判断した。全身麻酔下で挿管し、歯科医により毛抜きと洗浄により毒針毛の除去を行った。全ての除去はできなかったが、処置後には経口摂取は改善傾向で、授乳もしやすくなったため翌日退院となった。
再診時、残存していた口腔内の毒針毛は、ほぼすべて自然脱落し食事、哺乳ともに普段通りとなった。毒針毛が付着していた口腔周囲、母の乳房については、紅斑や搔痒症状は乏しく、皮膚炎症状は強くなかった(出典・参照:Injury Alert(傷害速報)No. 137 ヒロへリアオイラガ終齢幼虫死骸の毒針毛による口腔内刺創)。
ヒロヘリアオイラガの幼虫体表面の無数の鋭い毒棘(トゲ)が皮膚に触れると、含有するヒスタミンと発痛性タンパク質に反応し、電撃痛と膨疹を生じ、紅斑・腫脹が出現することがありますが、終齢幼虫になると尾端部に毒棘とは別に毒針毛が密集して生え、毒棘同様、毒針毛内のヒスタミンと発痛性タンパク質が原因となり症状を引き起すことがあります。
急性腹症で入院した23歳女性においては、前日野菜にいたアオイラガ幼虫を半分摂取したあと、幼虫由来の毒針毛多数が一部筋層まで刺入し、内視鏡で胃粘膜の高度な腫脹を認め、全ての毒針毛を鉗子で除去し症状の改善を認めたとい報告もあります。
ハヤシの王子さま 顆粒 アレルギー特定原材料等27品目不使用
55.5kcal/1包(15g・2皿分)当り
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nanasuke
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