
さつまいもは焼き芋、干し芋、大学芋、天ぷら、パン、各種スイーツ、サラダなどに使用される以外にも、さつまいもパウダー、紅芋パウダーなどが使用された食品の摂取機会もあります。
さつまいもが使用されることのある食品例
https://www.kumitasu.com/contents/hyoji/230
さつまいもの摂食後に食物蛋白誘発胃腸炎(FPIES)や、アナフィラキシーを発症する場合があり、
さつまいもと症状出現
https://www.kumitasu.com/contents/hyoji/4261
今回は小児での食物アレルギーのケースを掲載します。
7歳男児。アレルギー性鼻炎・アレルギー性結膜炎の既往あり。アトピー性皮膚炎・気管支喘息の既往なし。1歳頃から保育園で毎年1月,紅芋(ベニイモ)粉末を使用したムーチー(沖縄の餅)作りを行なっていた.4歳までサツマイモと紅芋加工品は摂取可能だった。5歳時、紅芋粉末を使用したムーチー作り中に手の痒み・膨疹を認め、別日に紅芋ソフトクリーム摂取後に嘔気・流涎・活気低下を認めた。以後,紅芋は除去していたがサツマイモは摂取可能だった。6歳時、大学芋(サツマイモ)を約3個摂取した後、顔色不良・嘔吐・冷汗・活気低下・傾眠傾向・全身紅潮を認めた。近医にてアナフィラキシーショックと診断され、アドレナリン筋肉注射後、症状は改善した。後日、当院を紹介受診。サツマイモと紅芋の皮膚プリック-プリックテストはともに陽性、サツマイモ特異的IgEはクラス3と上昇を認めたことよりサツマイモと紅芋アレルギーの診断確定とされた。7歳時、サツマイモと紅芋は完全除去を継続している(出典・参照:仲西大輔,川下尋子,酒井一徳,雨積涼子,比嘉千明,尾辻健太 沖縄協同病院小児科,沖縄第一病院小児科,いろのわクリニック サツマイモによりアナフィラキシーショックを起こした1例)。
今後もサツマイモによる症例、アレルゲンの特徴などについて追記したいと思います。
さつまいもの中での違い
https://www.kumitasu.com/contents/hyoji/4554
カレーの王子さま 顆粒 アレルギー特定原材料等28品目不使用 60g
28kcal/1皿分(ルウ7.5g)あたり
17517
みゆ
溶けやすく、量も調節でき…