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寒冷蕁麻疹について②

2022.05.09

投稿者
クミタス

寒冷蕁麻疹は寒い季節に薄着で室外に出ることで誘発されたり、水泳時にショックをおこしたり、運動時のアイシング、またクーラーや冷蔵室が原因となることがあり、夏場にも症状出現リスクはあります。
寒冷蕁麻疹について①
https://www.kumitasu.com/contents/hyoji/3764
寒冷蕁麻疹においては、冷却刺激が加わった体の一部の部位のみに発症する局所性寒冷蕁麻疹と、全身が冷えることで全身に発症する全身性寒冷蕁麻疹があり、多くは局所性蕁麻疹が該当するとみられています。

川遊び中に水に漬かっていた下肢に膨疹が生じ、顔面蒼白となり、口唇のチアノーゼ、脱力感を生じた女児の例では、寒冷蕁麻疹や温熱蕁麻疹の温度閾値を測定するTempTestで、17℃が閾値であったと判定されています。
寒冷は気管支喘息の増悪因子の1つになる場合もありますが、川や海で遊んでいて膨疹、蕁麻疹、息苦しさ、顔面蒼白、口唇のチアノーゼ、脱力感といった症状が出現する場合、寒冷や水が原因となっていることがあります。
重症度と温度閾値には有意な相関が認められたとの報告も見られています。プールの水温は22~31℃ほどが適温ともされていますが、寒冷蕁麻疹であった場合は、水温を意識したり、過去に症状が出現した部位は冷やさないようにする、重ね着をするなどで寒暖差を少なくする、冷たい飲料や食物をできるだけ避けるなども対策例として挙げられています。
後天性の寒冷蕁麻疹の罹病期間はおおよそ4.8~7.9年間との報告もなされており、耐性獲得、自然に寛解する場合もありますが、今後も情報をアップデートしていきたいと思います。

出典・参照:皮膚病診療43巻10号(2021年10月)皮膚科のトリビア 第196回 浅井俊弥 浅井皮膚科クリニック
3 寒冷蕁麻疹を究める 千貫祐子 島根大学医学部皮膚科准教授
蕁麻疹診療ガイドライン 2018

水蕁麻疹
https://www.kumitasu.com/contents/hyoji/4131
温度変化と全身症状から
https://www.kumitasu.com/contents/hyoji/4273

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