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ゴキブリによるアレルギー

2022.04.01

投稿者
クミタス

ゴキブリによるアレルギーについては以下でも掲載しており、ゴキブリアレルゲンによりアレルギー症状が出現することがあります。
鼻症状のある方での昆虫アレルゲン感作状況例
https://www.kumitasu.com/contents/hyoji/4330
ゴキブリアレルゲンに感作する可能性のある場所
https://www.kumitasu.com/contents/hyoji/3294
台所、家の中ににひそむアレルゲン~ゴキブリ
https://www.kumitasu.com/contents/hyoji/562

現在までのアレルゲンとしては以下等が挙げられています(一部掲載)。

ワモンゴキブリ
Per a 7(トロポミオシン 33~39kDa)
Per a 9(アルギニンキナーゼ 40~45kDa)
Per a 6(トロポニンC 16~21kDa)

チャバネゴキブリ
Bla g 7(トロポミオシン 33~39kDa)
Bla g 9(アルギニンキナーゼ 40~45kDa)
Bla g 8(ミオシン軽鎖 17~23kDa)
Bla g 6(トロポニンC 16~21kDa)

 
40歳女性・11歳女児・10歳男児の3人家族。特に既往のない姉弟の11歳女児と10歳男児がそれぞれ5月、10月と立て続けに気管支喘息を発症し、その後、姉弟の母親である40歳女性も気管支喘息を発症した。同家族は都市部に住んでおり、病歴からゴキブリが自宅に多数生息していることが判明。CAP-RAST(CAP radioallergosorbent test)では、3名ともゴキブリが陽性反応で、ダニ・ハウスダストは陰性であったことからも、ゴキブリが主要アレルゲンと考えられた(出典・参照:黄俊大 洛和会丸太町病院 救急・総合診療科)。

細かい粒子となり大気中に浮遊した​ゴキブリの虫体(死骸など)や糞などを吸入することにより、気管支喘息やアレルギー性鼻炎を引き起こすことがあります。
上記例では室内清掃とゴキブリの駆除など行い、喘息症状が軽快しています。ゴキブリは20℃近く~活発になる傾向がありますが、生活環境におけるアレルゲン量低減対策をおこなえるのが望ましいでしょう。

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