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トウモロコシによるアレルギー とうもろこしアレルギー

2019.05.24

投稿者
クミタス

トウモロコシはイネ科植物になり、花粉関連食物アレルギー症候群(PFAS)の症状を呈する場合もあります。また、トウモロコシを含む洗顔料の使用再開後、トウモロコシを含む菓子摂食後にアレルギー症状が出現した例もご紹介しておりますが、
洗顔料に含有する食物抗原によるアレルギー~小麦以外の例
https://www.kumitasu.com/contents/hyoji/3246
トウモロコシによる食物依存性運動誘発アナフィラキシーの例も見られています。

5歳男児。4歳時より食後に走り回ると蕁麻疹、喘鳴がみられ、5歳時の特異的IgEは小麦1.17、小麦の主要アレルゲンの1つであるω-5グリアジン陰性、トウモロコシ0.69(クラス1)であった。7歳時の検査でトウモロコシ特異的IgE値が2.64(クラス2)と上昇しており、誘発試験ではトウモロコシ200gで陰性、アスピリン内服で陰性、アスピリン内服下でのトウモロコシ200gで陽性となったことなどから、トウモロコシによる食物依存性運動誘発アナフィラキシーと診断された。トウモロコシ除去後の再発はなく、11歳時のトウモロコシ特異的IgEは(遅れて上昇した可能性があるが)4.35(クラス3)で、再評価目的で誘発試験をおこなったところ、アスピリン内服下でのトウモロコシ400gで陽性であった(出典・参照:トウモロコシによる食物依存性運動誘発アナフィラキシーの一例)。

トウモロコシのアレルゲン


トウモロコシの主要なアレルゲンとしては、以下などが挙げられています。
・Zea m 12  プロフィリン
花粉との交差反応性があるとみられるアレルゲン
・Zea m 14  脂質輸送タンパク質(LTP)
熱に強く、全身性の症状を呈することが多いアレルゲン
ほかにZea m 1、Zea m 8、Zea m 25 などでの報告も見られ、Zea m 25は、粉末を吸入することにより鼻炎、目のかゆみ、結膜炎、咳、胸苦しさ、ぜんそく、喘鳴の息切れ、呼吸困難等の症状を誘発するアレルゲンである可能性も示唆されています。
職業上小麦粉を吸入することで喘息症状を起こすケースとは
https://www.kumitasu.com/contents/hyoji/1248

トウモロコシと他のイネ科植物との交差反応性などについても、今後もまた掲載していきたいと思います。

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