薬剤によるアナフィラキシー症例ではX線造影剤を含む診断用薬、血液製剤類を含む生物学的製剤の頻度が高く、死亡例では診断用薬、抗生物質製剤の頻度が高い傾向があります。
周術期(術前、術中、術後)アナフィラキシーショックの頻度は 1〜2万件に1件程度と報告され、原因薬剤は筋弛緩薬 (58%)、ラテックス (20%)、抗菌薬 (13%)、麻薬 (2%)の順に多いとの記述もなされています。術中は麻酔関連薬剤のほか、術野で使用される薬剤など、多種の薬剤が同時に使用されることが多く、手術現場でのアナフィラキシーの原因特定は困難な面があります。
38歳女性。帝王切開時にアナフィラキシーショックを生じた。術中使用薬剤のうち計11種の薬剤でプリックテストを行い、リドカイン塩酸塩 (キシロカイン®/局所麻酔剤) およびヒドロキシエチルデンプン含有製剤 (ボルベン®)/代用血漿剤)が陽性になった。その2種類で皮内テストを行い、ボルベン®のみ陽性となり、アナフィラキシーショックの原因はボルベン®と特定した。術中は多種の薬剤が同時に使用されていることが多く、原因特定はしばしば困難であるが、自験例においては皮膚テストの代表であるプリックテストと皮内テストを組み合わせることで、原因を特定することができた(出典・参照:佐藤あゆみ, 寺尾茜, 福田知雄 埼玉医科大学総合医療センター皮膚科 帝王切開時に使用されたヒドロキシエチルデンプン含有製剤により生じたアナフィラキシーショックの1例)。
薬剤による反応については、以下もご覧ください。
医薬品によるアナフィラキシーにおいて
https://www.kumitasu.com/contents/hyoji/4477
薬剤による反応において
https://www.kumitasu.com/contents/hyoji/4584
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