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パラベンによる反応〜超音波ジェル、ボディソープ、歯磨き粉、栄養ドリンク

2026.10.16

投稿者
クミタス

超音波検査用ジェル塗布後の皮膚症状については、以下でも掲載しておりますが、
超音波検査用ジェル塗布後の皮膚症状②
https://www.kumitasu.com/contents/hyoji/4793
今回は超音波ジェルを塗布後、また他の製品使用下、摂取後に症状出現したケースについて掲載します。

48歳,女性。他院の検診にて超音波ジェルを塗布した直後に瘙痒を伴う膨疹が出現した。同時期より,市販のボディソープや歯磨き粉でも同様の症状が出現した。市販の栄養ドリンク摂取時に呼吸困難感や全身性の瘙痒が出現したこともあった。共通する含有成分としてパラベン(パラヒドロキシ安息香酸エステル)を同定し,メチルパラベン,エチルパラベンのオープンテストが陽性であった。パラベンによる接触蕁麻疹の報告は少なく,なかでも自験例は全身症状を伴ったまれな症例である。パラベンは化粧品,医薬品,食品などの保存料として日常生活において広く使用されており,パラベンアレルギー患者は注意を要する(出典・参照:福島有貴,岡本崇,三井広,小川陽一,島田眞路,川村龍吉.全身症状を伴ったパラベンによる接触蕁麻疹の1例.皮膚科の臨床.2026;68(11):1551-1554.doi:10.18888/hi.0000006132)。
 

上記では、超音波ゲルのみならず、ボディソープ、歯磨き粉、さらには栄養ドリンクでも症状が誘発されており、日常生活のさまざまな製品に含まれるパラベン類が原因であったと考えられ、本症例ではメチルパラベンだけでなくエチルパラベンにも反応を認めており、パラベン類間の交差反応の可能性が示唆されています。
栄養ドリンク摂取後には全身瘙痒や呼吸困難感が出現しており、局所の接触蕁麻疹にとどまらず、全身性の即時型アレルギー反応を呈しており、先行報告が局所症状と濃度依存性に焦点を当てていたのに対し、本症例はパラベン類が経皮的接触だけでなく経口摂取によっても症状を誘発し得ること、さらに全身症状を伴う重篤な反応を引き起こし得ることが伺えます。
また他の報告なども掲載したいと思います。

パラベンによる皮膚炎
https://www.kumitasu.com/contents/hyoji/4448

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