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土壌曝露が原因と考えられたレジオネラ肺炎のケース

2026.06.18

投稿者
クミタス

温泉、浴場、加湿器が感染経路となりレジオネラ症を発症することがあります。
水系感染症について①
https://www.kumitasu.com/contents/hyoji/4926 
今回は、土壌曝露が原因と考えられたレジオネラ肺炎のケースについて掲載します。
 
56 歳男性。患者さんは発熱、意識障害、比較的徐脈、頻呼吸を生じて救急搬送された。右肺に大葉性肺炎像がみられており、肺外症状として下痢症状を伴っていた。他、採血からLDH の上昇や低Na 血症が判明し、レジオネラ肺炎を想起した。本例は社会歴から、苗木の運搬業に従事しており、土壌からのエアロゾル吸入による感染の可能性が考えられた。尿中レジオネラ抗原が陽性であり、レジオネラ肺炎と診断した症例である。入浴施設の利用歴はあるが、保健所の疫学調査により、施設由来の感染の可能性は低いと判断された(出典・参照:小原久美子, 宇藤薫, 尾籠由晃, 滝口卓, 山田睦人 苗木運搬業に伴う土壌曝露が感染経路として疑われたレジオネラ肺炎)。
 
レジオネラ属はもともと淡水、湿った土壌、泥、腐葉土などの湿潤環境に広く存在する環境菌で、苗木運搬、植木作業、堆肥の移動では、土埃、微細な水分、アメーバを含む粒子が空気中に舞い上がり、吸入するとレジオネラ肺炎が起こり得ます。

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