Author クミタスさん
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読み物
2026.06.08
衣類が原因となり皮膚炎を生じる場合があり、繊維、ホルムアルデヒド(樹脂加工剤)、繊維製品の染料、ナフトールーAS、ナフトールーAS-D、分散染料、紫外線吸収剤、防ダニ加工剤などが原因物質となることがあります。
衣類が原因での接触皮膚炎において
https://www.kumitasu.com/contents/hyoji/4560
今回は帯電防止剤が原因と考えられたケースについて掲載します。
26歳女性。吸湿発熱繊維肌着を着用し接触皮膚炎を発症した。パッチテストにて、吸湿発熱繊維肌着に陽性反応を示した。同時にパッチテストパネル®(佐藤製薬)も貼付したが、全て陰性であった。原因を特定するため、独立行政法人製品評価技術基盤機構へ吸湿発熱繊維肌着の成分分析と各成分のパッチテスト製剤作成を依頼した。その製剤パッチテストにて帯電防止剤と推定される成分に陽性を示し、原因物質と特定した。確定的な成分名の同定には至らなかったが、洗濯により溶出する成分と考えられ、同様の製品は必ず洗濯後に着用するように指導し、その後皮膚炎の再燃再発はみられない(出典・参照:山東優 吸湿発熱繊維肌着による接触皮膚炎の1例)。
上記は吸湿発熱繊維そのものではなく、付着化学物質(帯電防止剤)が原因と考えられた接触皮膚炎になります。
吸湿発熱繊維(ヒートテック系)は製造過程で帯電防止剤、柔軟剤、滑剤、仕上げ加工剤、梱包材由来の化学物質が繊維表面に残留することがあり、これらは洗濯で溶出する物質であることも少なくなく、着用前に洗濯をすることで、発症リスクを低減し得るところでもあります。ご留意いただければと思います。
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