Author クミタスさん
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2025.09.19
タイワンタケクマバチはミツバチ科に属する大型のハナバチの一種で、枯れた竹の中に営巣する外来種のハチですが,近年国内での分布が拡大中で,東海・近畿地方を中心に関東から中国地方まで広く分布し,市街地でも見られています。
ミツバチ刺症歴のある74歳の女性。庭で竹ぼうきを触った際に、ハチに手指を刺されたが、疼痛は約30分で治まり、全身状態に問題はなかった。刺された翌日に当科を受診した際には手指に淡い紅斑を認めた。持参したハチはタイワンタケクマバチ雌と同定。竹ぼうきにはタイワンタケクマバチが営巣していた穴があった。初診時の血液検査ではミツバチ特異的 IgE はクラス0だったが,その1ヶ月後にはクラス2に上昇していたことから、今回の刺症でミツバチ特異的 IgE の産生が刺激されたと思われた(出典・参照:澤田栞, 夏秋優, 村田光麻, 金澤伸雄 タイワンタケクマバチ刺症の1例)。
アナフィラキシーを起こすことのある蜂の種類にはスズメバチ類、アシナガバチ類、ミツバチ類などがあり、スズメバチ類、アシナガバチ類間では共通抗原性が高い面があるとの示唆もあります。タイワンタケクマバチに刺されることで、アナフィラキシーを生じる可能性もありますので、竹製品を扱う際にはタイワンタケクマバチに留意することが望ましいでしょう。
ハチ刺傷の背景
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ハチ刺傷~土中の蜂の巣
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