
マンゴーによるアレルギーにおいては、ラテックスアレルゲンとの交差反応によるラテックス-フルーツ症候群の症状出現、交差反応性があると考えられるヨモギ花粉に関連したPFAS(花粉ー食物アレルギー症候群)などの場合があり、マンゴー含有の加熱調理された加工食品に症状出現する場合もあります。
マンゴーによるアレルギー
https://www.kumitasu.com/contents/hyoji/2660
現在までに報告されているマンゴー(Mangifera indica (Mango))の主要アレルゲン
・Man i 1
クラスIV キチナーゼ 28 kDa
マンゴーアレルギー(症状あり)を有する67名の患者血清を天然型および組換え型Man i 1で検査したところ、それぞれ67名中35名(52%)、65名中23名(35%)の血清が陽性反応を示した。マンゴーImmunoCAP値が0.35 kU/Lを超える患者群では、天然型および組み換え型Man i 1の陽性反応率はそれぞれ30名中17名(57%)、29名中9名(31%)だった。
・Man i 2
Bet v 1ホモログ(PR-10タンパク質) 17 kDa
マンゴーアレルギーの既往歴を有する31名の患者さんのうち、6名(19%)がrMan i 2.0101に対するIgE抗体を保有していた。マンゴーImmunoCAPが0.35 kU/Lを超える15名の患者からなるサブグループでは、血清中で陽性反応を示したのは1名(7%)のみだった。
・Man i 4
プロフィリン 14 kDa
マンゴーアレルギー患者さん(病歴に基づく)の血清61例をIgE-ELISAで検査したところ、24例(39%)がrMal i 4.0101に対するIgE反応を示した。マンゴーImmunoCAPが0.35 kU/Lを超える26例のサブグループでは、16例(62%)がMan i 4.0101に感作された。Man I 4.0101に対するIgE値は、Art an 4.0101(ニガヨモギ花粉由来のプロフィリン)に対するIgE値と相関していた。Man i 4.0101に感作されたマンゴーアレルギー患者12例の血清を、rMan i 4.0102についてもIgE ELISAで検査したところ、すべての血清がMan i 4.0102にも反応したが、有意に低値であった。
今後もマンゴーアレルギー、アレルゲンの特徴に関して追記していきたいと思います。
出典・参照:Molecular characterization of allergens and component-resolved diagnosis of IgE-mediated mango fruit allergy
エスビー アレルゲンフリー(27品目不使用)カレーフレークN 1kgD
512kcal/100g
12162
powder
とろみもあり美味しかった…