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マンゴーによるアレルギー

2018.04.08

投稿者
クミタス

マンゴーの交差反応性


マンゴーはウルシ科植物であり、ウルシ科植物の種子にはピスタチオ、カシューナッツも該当します。マンゴーにはうるしかぶれの主要な原因物質と考えられるウルシオールに似たマンゴールを果皮に主に含み、接触性皮膚炎をおこすことがあります。

マンゴーはラテックスアレルゲンと交差反応を示す可能性のある食物の1つでもあり、アボカド、栗、バナナ、キウイフルーツに次ぎ、リンゴ(バラ科)、にんじん、セロリ、メロン、じゃがいも、いちじく、パパイヤ、パイナップル、桃(バラ科)などと並び、ラテックスアレルゲンに感作している方、ラテックスアレルゲンにアレルギー症状のある方での、ラテックス-フルーツ症候群の症状出現の可能性があります。

また、バラ科植物が知られていますが、マンゴーも​シラカンバ花粉と交差反応性があり、ほかにキク科のヨモギ花粉との交差反応性もあります。ヨモギ花粉アレルゲンに感作している方、アレルギー症状のある方での症状出現可能性においては、セリ科のにんじん、セロリなども該当します。

症状ケース


ピスタチオ、カシューナッツを摂食後に下痢のある方で、マンゴー摂食後に消化器症状、血圧低下、特異的IgEはシラカンバがクラス4、桃(バラ科)はクラス2、リンゴ(バラ科)、ピスタチオはクラス1、マンゴー、カシューナッツ、ラテックスは陰性、プリックテストではマンゴー、加熱したマンゴー、ピスタチオ、カシューナッツ、リンゴ(バラ科)、桃(バラ科)、アボカド(ラテックスアレルゲンと交差反応性あり)、ピーナッツ(バラ科植物と交差反応性あり)が陽性で、熱耐性のアレルゲンを確認しているケース

加熱調理されたとみられる市販のマンゴーゼリーによりアレルギー症状が出現することもあり、43歳女性のケースでは、初診の6~7年前に初めて誘因不明のアナフィラキシーを発症、その後、年に1~2回の頻度で繰り返し、マンゴーゼリーを摂取し布団の片付けを行った40分後に咳の出現、呼吸困難に至り、顔面、頚部と手足に瘙痒感と紅斑が出現。プリックテストではマンゴーゼリー3+、生のマンゴー3+、キク科の生ゴボウ2+で陽性、血液検査でマンゴー特異的IgEはクラス1、キク科のヨモギがクラス4となっており、ヨモギなどキク科植物との関連可能性も考えられるケース
などがあり、

上記のマンゴープリンにおけるマンゴーの加熱程度は不明ですが、マンゴーによるアレルギーにおいては、反応するアレルゲンにより、耐熱性のアレルゲンによる全身性の反応、舌がピリピリする、のど・鼻腔が痒い、鼻水が出る、目がかゆい・涙が出る、顔面を中心とした皮膚(顔や首、触った手指)が痒くなる・赤くなる・腫れる、呼吸困難になる、などの口腔を中心とした口腔アレルギー症候群(OAS)の症状、複数のアレルゲンに反応している場合などは、その両方の症状であることもあります。

また新たな情報は追加更新していきたいと思います。

出典・参照:OAS患者に合併したマンゴ・ピスタチオなどのウルシ科食物によるアナフィラキシーショックの一例
マンゴーゼリーによるアナフィラキシーの1例

ラテックスアレルギーにおけるハイリスク者
https://www.kumitasu.com/contents/hyoji/1454

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