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ヘパリン類似物質による毛包性接触皮膚炎

2026.05.29

投稿者
クミタス

ヘパリン類似物質が主要な有効成分の保湿剤として、ヒルドイド(先発品)や各種ジェネリック(ビーソフテンなど)などが挙げられますが、ヘパリン類似物質が原因となり接触皮膚炎を生じる場合があります。

 
22歳女性。低温熱傷の植皮後、左大腿の採皮部にヒルドイドソフトによる接触皮膚炎、左下腿にエキザルベによる接触皮膚炎を生じた。パッチテストでヒルドイドソフトに含まれるヘパリン類似物質とエキザルベに含まれるラノリンが陽性であった。ラノリンを含むパッチテストで口唇にも反応がみられた。その後、外国製の化粧品が合わなくなったが、日本製に代えてよくなった(出典・参照:角田孝彦, 渡邉昌彦, 水芦政人, 門馬節子 山形市立病院済生館皮膚科 もんま内科皮ふ科医院 ヘパリン類似物質およびラノリンによる接触皮膚炎の1例)。
 
53歳男性。ヘパリン類似物質油性クリームを右前腕に外用開始後、塗布部位に一致して充実性紅色丘疹が集簇して出現した。ヘパリン類似物質による接触皮膚炎を疑って、パッチテストを施行したところ陰性であったが、連日塗布試験では陽性であった。皮膚生検では、毛包漏斗部上皮の海綿状態や表皮内のリンパ球浸潤を認め、毛包性接触皮膚炎と診断された(出典・参照:山本惇, 芳賀貴裕 気仙沼市立病院皮膚科 ヘパリン類似物質による毛包性接触皮膚炎の1例)。

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