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夏型過敏性肺炎の傾向例

2025.06.22

投稿者
クミタス

夏型過敏性肺炎は風邪とよく似た症状で、抗生物質などで一時的に症状が改善されますが、エアコン、浴室、洗面所、キッチンなど湿った環境に繁殖した真菌の胞子を繰り返し吸い込むことで、症状が出現するため、環境次第で再発することがあります。
 
夏型過敏性肺炎の発症には、気象状況や住居の地勢も関与する可能性も示唆されています。夏型過敏性肺炎の発症において、高温多湿の気象に強く関連しており、高温多湿の気象が続いた1~2ヶ月後に発症するリスクが高いとの報告や、夏型過敏性肺炎と診断した26例の住居周辺の地勢を調査、すべての居住地が川・海沿いと高湿度が想定される環境で、居住地を管轄する地方気象台の月ごとの気象概況を調べた結果、X年の6月の降水量は平年よりかなり多く、6~8月の気温は平年よりかなり高かったことが判明、患者の住居は一級河川に近く路地奥にあり、一般的には常に湿気が高い環境であると考えられ、X年の気象により湿度がさらに上昇し,夏型過敏性肺炎の発症に関与した可能性が高いとの示唆も見られています(出典・参照:発症に気象と地勢の関与が考えられた夏型過敏性肺炎の1例)。
夏における症状出現傾向に関しては、以下も併せてご覧ください。
夏型過敏性肺炎
https://www.kumitasu.com/contents/hyoji/2855 
夏に皮膚症状が出現する場合の原因(一例)
https://www.kumitasu.com/contents/hyoji/4468
夏に多い食中毒の種類
https://www.kumitasu.com/contents/hyoji/1577
夏の終わりから飛散が増えるブタクサ花粉とアレルギー
https://www.kumitasu.com/contents/hyoji/885

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