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真菌が主な原因となる夏型過敏性肺炎

2018.08.05

投稿者
クミタス

夏型過敏性肺炎では、浴室、キッチンなど湿った室内環境に繁殖した真菌のトリコスポロン・デルマティス、トリコスポロン・アサヒ、トリコスポロン・モンテビデンスなどの胞子を繰り返し吸い込むことで、空咳、発熱、息切れ、悪寒、頭痛、発熱といった症状が出現します。III型(約3~8時間後に発症)、IV型(約24~48時間後に発症)アレルギー性肺疾患とも見られています。
原因となる真菌は25~28℃、湿度80%の環境下で急速に繁殖することから、5~10月にかけて発症することが多く、木にも繁殖しやすいため、湿度の高い木造家屋下での発症傾向があり、家族内発症は20%前後と見られています。

夏型過敏性肺炎においては風邪と比べ鼻水症状よりも、喉のイガイガ感や咳が見られ、慢性的に原因に暴露するようになると、咳、倦怠感、階段を上る時や労作時の息切れ、発熱が続くようになります。
帰省して咳こむようになり、戻ってから2~3日して咳症状が少しおさまってきた、また帰省して咳が少しおさまり、戻ってから再び咳こむようになったような場合は、環境下の抗原や化学物質などに曝露したことが原因となっている場合があります。鳥排泄物や羽毛などが原因となる鳥関連過敏性肺炎、加湿器使用による加湿器肺、住宅関連過敏性肺炎などもありますが、生活環境で再び抗原などを吸入すると再発することにもなるため、状態に応じた治療のうえ、暴露量低減のための環境改善が望ましいでしょう。


出典・参照:過敏性肺炎の病態と治療の最前線 ほか

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