1. クミタス記事
  2. クミタス記事詳細

読み物

人気記事

梨、西洋ナシが使用されることのある食品とアレルギー

2022.09.02

投稿者
クミタス

梨、西洋ナシはバラ科に属し、バラ科の果物、野菜においては、カバノキ科であるシラカンバ、ハンノキ、オオバヤシャブシ花粉と交差反応性が示唆されています。
バラ科(りんご、西洋なし、さくらんぼ、桃、すもも、あんず、アーモンドなど)
梨、西洋ナシによるアレルギーにおいては、口腔を中心とした症状、また全身症状の場合があります。
梨、西洋ナシのアレルギーについて
https://www.kumitasu.com/contents/hyoji/2431
梨ジュースの摂取後に全身の膨疹と顔面腫脹,呼吸苦が出現し救急搬送され、梨の成分ではなく、梨ジュースに使用されていた甘味料のエリスリトールに反応していたケースも見られていますが、
甘味料とアレルギー
https://www.kumitasu.com/contents/hyoji/2108
梨、洋梨が使用されることのある食品としては以下などが挙げられます。

​梨、洋梨が使用されることのある食品


・果汁飲料

・フルーツソース、ジャム

・ゼリー、蒟蒻ゼリー、ジュレ

・ヨーグルト

・アイス、氷菓

・キャンディ、グミ、ゼリー菓子

・菓子パン

・ケーキ菓子、シリアルバー

・チョコレート、チョコ菓子

・梨果汁、梨ピューレが使用されることのある
焼肉のタレ、ジンギスカンのタレ、ステーキ醤油、ソース、タッカルビソース、プルコギのタレ、ドレッシング(マヨドレなど)、キムチなど

・梨が使用されているタレに漬けられた
焼肉用肉

・冷麺

・チューハイ、シードル、カクテル

など。

梨、洋梨にはさまざまな品種がありますが、洋梨2品種で食物経口負荷試験をおこなったオランダでの報告では、品種での有意差は見られなかったものの、品種(Cepuna、Conference)の違いで、症状出現者数や症状レベルに多少の違いが見られており、この報告内ではCepunaの方が症状誘発者数が少なく、症状レベルが低い結果も見られていますが、今後も品種での違いなども掲載していきたいと思います。


出典・参照:Birch Pollen Related Pear Allergy: A Single-Blind Oral Challenge TRIAL with 2 Pear Cultivars

    {genreName}

      {topics}