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バラマンディのアレルゲン

2022.04.29

投稿者
クミタス

バラマンディはスズキ目に分類されている魚で、他にキハダマグロ、グルクマ、メカジキもスズキ目の魚になります。
キハダマグロのアレルゲン
https://www.kumitasu.com/contents/hyoji/3441
バラマンディはオーストラリアや東南アジアなどでよく食べられている白身魚でもあります。

パルブアルブミン、コラーゲンは魚の主要アレルゲンですが、現在までにわかっているバラマンディのアレルゲンとしては、以下が挙げられます。
・Lat c 1 (パルブアルブミン)
・Lat c 6 (コラーゲン)
パルブアルブミンは熱耐性がありますが、100℃超である程度の加熱時間での高温加熱や高圧処理により抗原性が低減し、また水溶性タンパク質のため魚の身を水でさらす処理によりパルブアルブミン量は低減し得ます。一方、コラーゲンは水溶性でないため、水でさらしても抗原性は低減しにくい面があります。パルブアルブミン、またコラーゲンは複数の魚種間で交差反応性を示していますが、豚や牛など他の動物のコラーゲンとの交差反応性は示さないとみられています。
今後も症例などもアップデートしていきたいと思います。

出典・参照:ALLERGEN NOMENCLATURE WHO/IUIS Allergen Nomenclature Sub-Committee
食物アレルギー診療ガイドライン2021

魚コラーゲン、コラーゲンペプチドと食物依存性運動誘発アナフィラキシー
https://www.kumitasu.com/contents/hyoji/3385

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