プロテイン製品によるアレルギー、アナフィラキシーについては、以下でも掲載しておりますが、
プロテイン製品によるアレルギー、アナフィラキシー
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花粉に感作をしていて豆乳にアレルギー症状のある方はGly m 4がアレルゲン（抗原）の可能性がありますが、Gly m 4がアレルゲンと考えられる方でソイ (大豆) プロテイン飲料を摂食しアレルギー症状が出現した報告が見られています。

過去に豆乳摂取後に鼻閉の症状があり、春季花粉症の自覚もあった44歳男性。ソイ (大豆) プロテイン飲料を初回摂取後に、顔面発赤腫脹, 鼻閉, 呼吸困難などのアナフィラキシー症状を呈し、皮膚プリックテストではソイプロテイン飲料で3+, 主成分の脱脂大豆タンパクで2+をきたし、血液検査でGly m 4特異的IgE (CAP-FEIA法) が12.0UA/mlであったため, アナフィラキシーの主要原因抗原はソイプロテイン飲料に含まれるBet v 1関連アレルゲンGly m 4と考えられた（出典・参照：濵岡大 大塚晴彦 山野希 井上友介 森山達哉 足立厚子 Gly m 4が主要原因アレルゲンと考えられた、ソイプロテイン飲料初回摂取後のアナフィラキシーの１例 日本皮膚免疫アレルギー学会雑誌, 2020, 3 巻, 3 号, p. 436-442）。

加熱した豆乳（スープ、鍋スープ含む）で症状を起こす方は、熱に安定的なGly m 5、Gly m 6がアレルゲンとなっている可能性がありますが、花粉と関連した花粉-食物アレルギー症候群（PFAS）の主要アレルゲンと考えられているGly m 4（PR-10）に症状出現する方では、ソイプロテイン製品に症状出現する場合があることを記しておきたいと思います。

特定の大豆加工品による食物依存性運動誘発アナフィラキシー
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