鶏卵の食物蛋白誘発胃腸炎として通院中の乳幼児において、鶏卵摂取後の症状再現、そして卵黄の特異的IgEが徐々に上昇するようになったケースについて掲載します。
男児。生後5か月に卵黄の摂取を開始。9か月時に卵白を少量摂取して2.5時間後に嘔吐した。特異的IgEは、卵黄5.49、卵白39.1、オボムコイド5.99であった。1歳1か月時、卵黄4gの食物経口負荷試験にて、約2時間後に著明な嘔吐を来した。1歳2か月時の特異的IgEは、卵黄9.92、卵白41.2、オボムコイド11.7。当科に紹介後、1歳11か月時に卵黄0.5gの食物経口負荷試験が陽性、2歳7か月時の卵黄食物経口負荷試験では微量しか摂取せず、2歳9か月時の特異的IgEは、卵黄20.8、卵白24.8、オボムコイド5.96であったため、完全除去とした。3歳1か月時、卵黄16.4、卵白17.2、オボムコイド4.53と下降したので,スティックパンを少量摂取し始めた。3歳6か月時、卵黄14.3、卵白15.3、オボムコイド3.89と緩やかに低下しており、慎重に増量を検討している。
女児。生後5か月時、特異的IgEは卵黄<0.10、卵白<0.10、オボムコイド<0.10。7か月時、卵黄1gを数回摂取して症状はなかったが、全卵1gで嘔吐し、特異的IgEは卵黄データなし、卵白0.26、オボムコイド0.38。当科に紹介後、卵黄1gの食物経口負荷試験で約2時間後に嘔吐、1歳5か月時、卵黄8.48、卵白25.0、オボムコイド7.78、1歳8か月時の卵黄0.5gの食物経口負荷試験は陰性だったが、その後、摂取は進まなかった。2歳7か月時、卵黄19.9、卵白38.3、オボムコイド17.1と上昇しており、鶏卵の摂取は慎重に検討している。
少量の卵黄食物経口負荷試験にて約2時間後に嘔吐を生じる場合は食物蛋白誘発胃腸炎を考えやすいが、その後、症状の再現と卵黄の特異的IgEが上昇する場合はIgE依存性の食物アレルギーも考える必要がある、と示唆しています。
出典・参照:杉峰啓憲,前田啓祐,坂部匡彦,横山宏司,儘田光和 日本赤十字社和歌山医療センター小児科 卵黄の食物蛋白誘発胃腸炎として通院中に症状の再現と特異的IgEの上昇から即時型アレルギーと診断した鶏卵アレルギーの2例
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