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運動誘発性喉頭閉塞症

2021.06.11

投稿者
クミタス

運動誘発喉頭閉塞症は、運動によって誘発される喉頭閉塞症で、​運動により気道粘膜の脱水、冷却、過剰な換気量や大気汚染物質などにより気道過敏性が亢進し、運動中に急激に吸気時の呼吸困難を生じたり、上気道吸気性喘鳴、咳、のどの閉塞感、のどの違和感を伴うことがあります。

思春期前後以降の方、アスリート、また女性に比較的多く、運動中止とともに数分で消退する傾向が見られています。
鑑別診断には、 運動誘発性喘息、運動誘発性で発症することもある過換気症候群、喉頭痙攣などが挙げられていますが、​喘息や過換気症候群と合併することも少なくなく、また運動誘発性喉頭閉塞症の患者さんにおいては運動誘発性喘息として治療された場合もあるとの示唆もあります。

咽頭の上部構造の脆弱性により吸気性の喘鳴を引き起こすと考えられる喉頭軟化症(喉頭軟弱症)と似た点があることも示唆されていますが、運動誘発喉頭閉塞症においては呼吸困難を吸気時に感じる面があるとみられています。
軽症例に施行した吸筋トレーニングによる改善報告も見られていますが、また情報をアップデートしていきたいと思います。

出典・参照:「第120回日本耳鼻咽喉科学会総会シンポジウム」 運動誘発性喉頭閉塞症 ほか
 

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