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そばにアナフィラキシー歴のある児における経口免疫療法の例 8.15更新

2019.04.09

投稿者
クミタス

そばは食物アレルギーの原因食物のうち1.8%ほどになりますが、ショックを呈した原因食物の2.7%、原因食物別のショック発生頻度は、カシューナッツ(18.3%)、小麦(17.0%)、クルミ (16.7%)、そば(16.5%)、落花生(15.4%)、 エビ(14.9%)の順で高く、そばアレルギーにおいては重い症状が出現する場合があります(数値参照:即時型食物アレルギーによる健康被害に関する全国実態調査)。ですが、そばにアナフィラキシーの既往のある児での経口免疫療法にて維持量に達することができた例の報告として以下などがあります。

アナフィラキシーの既往のあるそばアレルギー児において、入院管理下で十割そばの食物経口負荷試験を行い、安全に摂取可能な量を確認。
7歳時にそば打ちの会場でアナフィラキシーを認め受診した8歳男児と、5歳時にそば一人前を初めて摂取しアナフィラキシーを認めた11歳男児に、自宅でそばを連日摂取し、4週間ごとの外来での食物経口負荷試験で20~50%ずつ増量するプロトコルで、緩徐経口免疫療法を1年、3年の期間実施しアナフィラキシーをきたすことなく維持量 (150g、200g) に到達した(出典・参照:アナフィラキシー既往のあるそばアレルギーに対し緩徐経口免疫療法を施行した2症例)。

小麦粉同様、そば粉を吸入したり目などの粘膜からの吸収により、アレルギー症状が出現することもあり、またそばと製造ライン、または工場を同じくするうどんなどの麺に一定量のそばタンパク質が検出されることもあります。経口免疫療法は、微量での症状出現リスクの低減のためにも、症状誘発閾値を上げるうえで有用となることもありますが、そばアレルギーと対応について今後も掲載していきたいと思います。

そばアレルギー②
https://www.kumitasu.com/contents/hyoji/1612

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