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クリによるアレルギー

2017.10.05

投稿者
クミタス

クリは二ホングリ、ヨーロッパクリ、中国クリ、アメリカグリなどの種があり、二ホングリは比較的果実が大きめで、渋皮がむけにくい特徴があります(渋皮がむけやすい品種の開発もなされています)。クリの花粉は虫が媒介し、クリと同じブナ目植物の種子にヘーゼルナッツが挙げられます。

ラテックス抗原と交差反応性のある果物、野菜にアレルギー症状を示すラテックス-フルーツ症候群は、ラテックスにアレルギー症状のある方のうち、30~50%ほどで発症するとの示唆がなされています。
クリはバナナ、キウイフルーツ、アボカドと並び、ラテックス-フルーツ症候群のハイリスク群の1つの食物であり、クリにアレルギーがある場合に、バナナ、キウイフルーツ、アボカドなどに症状出現することがあります。ほかに、りんご、にんじん、セロリ、メロン、じゃがいも、トマト、いちじく、パパイヤ、メロン、マンゴー、パイナップル、桃についてもラテックス抗原との交差反応性が考えられています。

症状としては、舌がピリピリする、のど・鼻腔が痒い、鼻水が出る、目がかゆい・涙が出る、顔面を中心とした皮膚(顔や首、触った手指)が痒くなる・赤くなる・腫れる、気道閉塞、咳、呼吸困難、意識低下などがあり、口腔を中心とした口腔アレルギー症候群(OAS)の場合、全身性の症状である場合、その両方である場合があり、またラテックス-フルーツ症候群以外でのクリ抗原へのアレルギー反応を示す場合も考えられます。

天津甘栗、栗入りケーキ、栗きんとん、栗ご飯など加熱調理済みのクリにおいても症状出現例が見られていますが(特異的IgE抗体検査、皮膚プリックテスト(SPT)で、ラテックス抗原に陽性反応を示し、加熱済み天津甘栗の実に陽性を示す場合は多いものの、加熱済み天津甘栗の皮では陰性の場合もあるとの報告もあります)、クリを摂食して違和感や上記症状があり、バナナ、キウイフルーツ、アボカドを摂食した際にも違和感や同様の症状を経験している場合は、ラテックス-フルーツ症候群の可能性もあります。摂食を重ねるうちに重症化する可能性もありますので、受診し相談できるのが望ましいでしょう。


参考:栗摂取によりアナフィラキシーを呈したラテックスアレルギーの4例

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