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2024.03.18
食物蛋白誘発胃腸炎(FPIES)においては、果実(リンゴ、バナナ、サクランボ、キウイフルーツなど)が原因となることもあり、バナナでの例については、以下で掲載しておりますが、
バナナによる食物蛋白誘発胃腸炎(FPIES)
https://www.kumitasu.com/contents/hyoji/4043
他の果実による食物蛋白誘発胃腸炎(FPIES)のケースも掲載します。
・乳児でのドライフルーツのプルーンによる食物蛋白誘発胃腸炎(FPIES)と考えられた例
生後7か月の女児(軽度のアトピー性皮膚炎の既往歴あり)が、生後4か月半でプルーンピューレを摂取した後、反復性の嘔吐を繰り返す症状が出現し受診。生後4か月で小麦ベースのシリアルの摂食を開始し、梨、イチゴ、バナナ、桃、オレンジ、リンゴなどの果物のピューレも導入した。小麦シリアルと混ぜたプルーンピューレを与えたところ、2時間以内に反復性の嘔吐を生じ、下痢はなかった。嘔吐後、乳児は2時間無気力な状態を示したが、医療介入なしに自宅で回復した。2週間後、他の食べ物を与えずに再びプルーンピューレを与えたところ、反復性の嘔吐を生じた。プルーンピューレに対する皮膚プリックテストは陰性であることなどから、プルーンに対する食物蛋白誘発胃腸炎(FPIES)と考えられ、乳児は食事にプルーンとプラムを避けることで嘔吐は生じなかった。女児は他の食物に対して食物蛋白誘発胃腸炎(FPIES)または IgE を介したアレルギーを発症しておらず、協議の結果、3歳になったらプルーンの摂取を開始する方針となった(出典・参照:Food protein-induced enterocolitis syndrome in an infant triggered by prunes)。
プルーンによる食物依存性運動誘発アナフィラキシーのケースについては以下をご参照ください。
食物依存性運動誘発アナフィラキシーの原因食物~報告数が多くはない食物例 ネギ、タマネギ、生姜、プルーン
https://www.kumitasu.com/contents/hyoji/2800
野菜と食物蛋白誘発胃腸炎(FPIES)
https://www.kumitasu.com/contents/hyoji/3195
大豆による食物蛋白誘発胃腸炎(FPIES)
https://www.kumitasu.com/contents/hyoji/3033
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