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スピルリナへのアレルギー反応

2015.08.23

投稿者
クミタス

スピルリナは単細胞微細藻類で、クロレラよりも大きく、らせん状をしています。
スピルリナには、タンパク質が59~65%と多量に含まれ、多価不飽和脂肪酸を含む脂質、ビタミン(B1、B2、B3、B6、B9、B12、C、D、E、K)、ミネラル(ナトリウム、カリウム、カルシウム、クロム、銅、鉄、マグネシウム、マンガン、リン、セレン、ナトリウム、亜鉛)、および特定のクロロフィルA、カロテノイドと青色のフィコシアニンの3種の色素などを含みます。
特に、全体の2~9%を占める脂質の中で、パルミチン酸が40%近くを、γ-リノレン酸が20-30%を占めている点が特徴です。
また、スピルリナには抗炎症作用があるとの見方もあります。

スピルリナ、クロレラ、ユーグレナの違い


スピルリナは単細胞微細藻類の藍藻類(シアノバクテリア)、クロレラは淡水性単細胞緑藻類の緑藻類、ユーグレナはミドリムシを含む単細胞真核藻類になります。
大きさは、クロレラ<ユーグレナ(ミドリムシ)<スピルリナ で、クロレラ、ユーグレナ(ミドリムシ)は淡水に生息しますが、スピルリナは塩湖などアルカリ性の水域に生息しています。

色素においては、共通して葉緑素、カロテノイド色素をもちますが、スピルリナにのみ、青色のフィコシアニン色素が含まれます。

100gあたりの栄養構成比較では、タンパク質の含有量は、ユーグレナ(ミドリムシ)<クロレラ<スピルリナになります。
スピルリナに含まれるアミノ酸では、グルタミン酸、アスパラギン酸がクロレラ、ユーグレナ(ミドリムシ)よりも多く含まれます。

スピルリナには、クロレラよりもβカロテン、ビタミンK1、ビタミンK2、ビタミンB1、ビタミンE、銅、ナトリウムなどが多く含まれ、葉酸、パントテン酸、ビオチン、ビタミンC、ビタミンB6、ビタミンB2、マグネシウム、カルシウム、炭水化物、脂質などが少ない傾向にあります。

アレルギー症状誘発可能性、安全性について


スピルリナには有害物質が含まれる場合があります。
検査済み商品であればリスクが減りますが、藍藻毒の一種のミクロシスチンにより肝毒性がある場合があります。
また、細菌、水銀、カドミウム、鉛、ヒ素といった重金属、放射性の2価または3価のイオンといった不純物を含むことがあり、これらによる健康被害の可能性もあります。

また、今までに、スピルリナ含有製品摂取との因果関係が疑われる健康被害として以下まとめられています。
・紫外線A波とB波に対し光線過敏症( C型肝炎、胃潰瘍の既往歴あり)
・掻痒を伴う紅色皮疹が出現し、薬剤性過敏性症候群と診断
・胸部と腰部の急性横紋筋融解症
・顔や指関節の発赤(高血圧や慢性片頭痛、線維筋痛の既往歴あり、他の数種のサプリメントを1ヶ月程度摂取していた)
・皮膚症状を伴った炎症性筋疾患
・新生児の重度高カルシウム血症(妊娠初期よりビタミンDを、妊娠4ヶ月より過度のスピルリナサプリメントを摂取した妊婦の新生児)

出典: https://hfnet.nih.go.jp/contents/detail86.html

スピルリナを摂取して、アレルギー症状を引き起こしたとされる報告も挙がっております。

症状:鼻炎、呼吸困難、咽頭の不快感、まぶたの浮腫、じんましん、血管浮腫、下痢など
アナフィラキシー症状誘発事例も報告されています。

青色のフィコシアニン色素によるアナフィラキシーの症例報告
https://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1111/j.1398-9995.2009.02257.x/abstract

妊娠中、授乳中の摂取における安全性についても十分に検証されているわけではなく、アレルギー反応についても、これから明らかになる点もあるかと思いますが、スピルリナ摂取後に体調不良を起こしている方は、摂取を控え、アレルギー症状の可能性についても意識しておきたいところです。

参考:
https://www.fsc.go.jp/fsciis/foodSafetyMaterial/show/syu04171350475
AVIS de l’Agence nationale de securite sanitaire de l’alimentation,de l’environnement et du travail
relatif a un cas d’allergie a un complement alimentaire contenant de la spiruline
https://www.anses.fr/fr/system/files/NUT2014sa0059.pdf
The effects of spirulina on allergic rhinitis.
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/18343939

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