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油粕肥料とサポニン

2015.08.20

投稿者
クミタス

油粕は飼料として以外に、肥料としても使用されており、油粕肥料は発酵をさせて使用することになりますので、土壌中の微生物を増やし、土壌を活性化していくことにもなり、有機栽培にも向いています。

そして油粕肥料は植物の生育だけでなく、病害虫の発生を抑える働きがあります。
油粕肥料には、菜種、大豆、綿実、ひまし、米ぬか、ゴマ、落花生、ひまわり、アマニ、カポック、とうもろこし、椿などがありますが、サポニンを多く含むものにその効果があります。

サポニンのはたらき


サポニンは、界面活性作用があり、水と混ぜると泡立ちます。濃度にも依りますが、サポニンは石けんやシャンプー替わりにも使用されることがあります。サポニンを含む食物を摂取すると、えぐみや苦味を感じますが、高濃度に含むものには、赤血球を破壊する溶血作用があります。昆虫や魚、軟体動物においては呼吸を阻害したり、接触阻害をしたり、物理的作用などをもたらし、ナメクジ、カタツムリ、ジャンボタニシ、コガネムシ幼虫などの発生を抑えられると考えられています。

椿油粕肥料においては、商品差はありますが窒素1.1~1.35%:リン酸0.31%:カリ1~1.68%と、窒素過多ではないうえに、サポニンが16.4~20.9%と高濃度で、防虫効果も高いものになっています。

また椿油粕のサポニンを用いて食用キノコ5種(エノキタケ・シイタケ・マイタケ・エリンギ・ヒラタケ)に対する菌糸伸長および子実体形成に及ぼす効果を検証した調査では、サポニン添加区において、エリンギとヒラタケの菌糸伸長が促進され、エノキタケとエリンギでは、サポニン添加区での子実体形成が確認された、とあります。
そして、シイタケ害菌の菌糸伸長の抑制効果もあると報告しています。

ツバキ油粕サポニンの特性を活用した用途の探索
https://www.pref.nagasaki.jp/e-nourin/nougi/theme/research_report/PDF/S5-5.pdf

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