Author クミタスさん
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2026.05.25
アレルギー性接触皮膚炎/接触皮膚炎の原因となる金属としては、ニッケル、クロム、コバルト、金、白金、銀、スズ、銅、マンガン、亜鉛、パラジウム、アルミニウム、水銀などが挙げられます。
ピアスによる金属アレルギー
https://www.kumitasu.com/contents/hyoji/4396
18歳時にピアスで皮膚炎を発症した21歳女性。3年前に缶詰工場に就職し、ゴム手袋を装着する業務に就業した1年後に両手背、手指背、前腕伸側に紅斑が発症し、2年間治療に難渋していた。
現症:両手背、両手指背に強い痒みのある滲出液を伴う紅斑があり、腫脹していた。両前腕の伸側にも紅斑が散在していた。 手掌には症状はなかった。
就業1年目は天然ゴムの手袋を装着、2年目から現在までニトリル(合成ゴム) 手袋を使用していた。 家庭では裏毛つきの天然ゴムを使用していた。 業務上素手での金属の接触はない。 10日間の休職中に症状は軽快。1ヵ月前からチョコレートを多く食べるようになっていた。
臨床症状、臨床経過よりゴム手袋の接触皮膚炎を疑い、パッチテストパネル®(S)と使用するゴム手袋でパッチテストを行った。結果、持参した3種類の手袋とカルバミックス、チウラムミックス、ニッケル、イソチアゾリノンミックスで陽性であった。過去に使用していたシャンプーの複数に防腐剤であるイソチアゾリノンが含まれており、アトピー性皮膚炎の既往があることからバリア機能の障害があり、イソチアゾリノンに感作されたと考えた。改めてパッチテストの必要性を痛感した(出典・参照:大原香子 大原医院 ニッケル,イソチアゾリノンにもアレルギーを示した加硫促進剤含有のゴム手袋による接触皮膚炎の1例)。
上記は、手背側に症状が強く、前腕の紅斑がゴム手袋の接触部位と一致していること、休職中に症状が軽快することなどからゴム手袋の接触皮膚炎が疑われ、ニッケル、イソチアゾリノンにもアレルギーを示した加硫促進剤含有のゴム手袋による接触皮膚炎のケースになります。
イソチアゾリノンとは防腐剤として広く使われる化学物質群で、メチルイソチアゾリノン(MI)、メチルクロロイソチアゾリノン(CMIT)、ベンジイソチアゾリノン(BIT)などが含まれます。
化粧品・洗剤・工業製品などに使われ、皮膚感作性(アレルギー誘発性)があり、ニトリル手袋での検出率が高いとの示唆もあります。以下も併せてご覧ください。
イソチアゾリノン系防腐剤による皮膚炎
https://www.kumitasu.com/contents/hyoji/2476
ゴム手袋による症状出現〜亜鉛
https://www.kumitasu.com/contents/hyoji/4508
ゴム製品中の物質による接触皮膚炎、アレルギー反応
https://www.kumitasu.com/contents/hyoji/3041
合成ゴム製手袋とアレルギー性接触皮膚炎
https://www.kumitasu.com/contents/hyoji/4175
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