食物蛋白誘発胃腸炎(FPIES)においては、嘔吐や慢性的な下痢を呈する慢性食物蛋白誘発胃腸炎(chronic FPIES)が含まれます。
慢性食物蛋白誘発胃腸炎(chronic FPIES)
・原因食物の連日摂取で発症
・間欠性嘔吐、慢性下痢、体重増加不良または成長障害。重症では一時的な腸の安静と静脈内輸液が時に必要
・原因食物の除去後3〜10日内に改善
・除去後の原因食物の摂食では急性症状を示す
日齢2から母乳と人工乳による哺乳を行い、日齢9から哺乳のタイミングと関連のない繰り返す少量嘔吐が出現した。嘔吐の頻度が少なく腹部膨満から空気嚥下による嘔吐を疑ったが、日齢18に8%の体重減少とチアノーゼを認め入院管理となった。入院時に貧血や溶血、SpO2 低下を認めず、MetHb28%とメトヘモグロビン血症を認めた。絶食管理で嘔吐症状は消失しメトヘモグロビン(MetHb)は正常化した。その後成分栄養剤を嘔吐なく哺乳でき、日齢42に実施した経口食物負荷試験で摂取4時間後に多量の嘔吐を認め慢性食物蛋白誘発胃腸炎(chronic FPIES) と診断された。腸粘膜の炎症によるカタラーゼ活性の低下、代謝性アシドーシス,マイクロバイオームの変化などによる亜硝酸塩代謝障害が食物蛋白誘発胃腸炎(FPIES)に伴うメトヘモグロビン血症のメカニズムと考えられている(出典・参照:荻田博也,松原満理,西庄佐恵,宮宇地優子,赤井真優,井上公太,日下智陽,西岡克文,森本絢,森田啓督,中村信嗣,小谷野耕佑,日下隆 香川大学医学部附属病院小児科,屋島総合病院小児科,香川大学医学部附属病院看護部小児アレルギーエデュケーター メトヘモグロビン血症を呈したchronic FPIES)。
上記報告では、メトヘモグロビン血症を認めた場合、慢性食物蛋白誘発胃腸炎(chronic FPIES)を鑑別に挙げる必要があることを示唆しています。食物蛋白誘発胃腸炎(chronic FPIES)については、以下もご覧ください。
食物蛋白誘発胃腸炎(FPIES)における食物経口負荷試験の施行時期
https://www.kumitasu.com/contents/hyoji/4842
血清TARC値測定の有用可能性〜食物蛋白誘発胃腸炎(FPIES)
https://www.kumitasu.com/contents/hyoji/4839
食物蛋白誘発胃腸炎(FPIES)と消化器症状が主の即時型アレルギー
https://www.kumitasu.com/contents/hyoji/4430
出典:食物アレルギー診療ガイドライン2021
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