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食物アレルギー発症時のケースから

2025.12.18

投稿者
クミタス

食物アレルギー発症時のケースにおいて、意図しない摂食が原因となることがあります。
 
【症例1】クルミアレルギーが懸念される児が、クルミを使用していないと思い購入した「ピーナッツクリームパン」を個人経営の対面店舗で購入し摂取したところ、アナフィラキシー症状を認めた。後日,店舗に問い合わせしたところ、クリームにクルミペーストを混ぜていることが判明した。
 
【症例2】カシューナッツでアナフィラキシー既往の児が、チェーン店の対面店舗でカレーパンを購入する際に、カシューナッツの使用について確認した際に大丈夫な旨の回答を受けていたが、摂取後に即時型アレルギー症状を認めた。後日、販売店の本社に問い合わせたところ、カシューナッツを使用していることが判明した。

原材料名やアレルゲン名の誤記や誤配は発生しないよう、提供者側の対応が求められますが、摂食前の確認、発症した場合は意図しない摂食可能性も想定する必要があります。
飲食店での誤配とその対策
https://www.kumitasu.com/contents/hyoji/2677

出典・参照:本橋康弘, 酒井秀政, 五十嵐健康 「当該食品を避ける意識」だけでは防げなかったナッツ類によるアナフィラキシーおよび即時型アレルギーの症例

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