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接着剤による反応

2023.01.27

投稿者
クミタス

シアノアクリレート系接着剤は、エチルシアノアクリレート、ブチルシアノアクリレート、メチルシアノアクリレート、オクチルシアノアクリレート、2-オクチルシアノアクリレート、n-2-ブチルシアノアクリレート、2-エチルシアノアクリレートなどを主成分とする接着剤で、瞬間接着剤、美容用途の接着剤、皮膚表面接着剤などで含有されている商品があります。
 
シアノアクリレート系接着剤を使用し皮膚炎を生じることがあり、以下報告なども見られます。
・手術でできた傷を閉じる際に皮膚表面接着剤 ダーマボンド アドバンスド(主成分:2-オクチルシアノアクリレート)が使用された後、かゆみが増強、紅斑が拡大し、点状の紅色丘疹、小水疱が見られるようになり接触皮膚炎と診断された
・シアノアクリレート系接着剤の瞬間接着剤 アロンアルファを靴の修理に使用し手指に紅斑が出現
・まつ毛エクステンション施術後にまぶたが腫れ、流涙。パッチテストでは人工まつ毛の接着剤、硫酸ニッケル、ラノリンアルコールで陽性。接着剤成分でのパッチテストでは、主成分であるエチルシアノアクリレートで陽性であった。
 
「ダーマボンドによる接触皮膚炎の国内報告例の集計からは、使用から接触皮膚炎発症まで平均28.4日を要しており、通常の接触皮膚炎より遅れて発症する傾向がある」、との示唆も見られています。
シアノアクリレート間の交差反応の可能性も考えられており、複数のシアノアクリレートに症状出現する場合もあります。接着剤を使用していて症状出現したことのある方は、受診のうえ相談や原因の特定ができると良いかもしれません。
 
化粧品による反応例
https://www.kumitasu.com/contents/hyoji/2656 
絆創膏を使用していて皮膚症状がある場合
https://www.kumitasu.com/contents/hyoji/4562 
 
出典・参照:浅井知佳 猪又直子 相原道子 横浜市立大学大学院医学研究科環境免疫病態皮膚科学 瞬間接着剤とダーマボンド®アドバンスドによるシアノアクリレート接触皮膚炎

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