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ツブ貝による食中毒

2022.08.02

投稿者
クミタス

貝毒による食中毒においては、
アサリ、ホタテ貝、赤貝、ムラサキイガイ、牡蠣などの二枚貝の麻痺性貝毒による口唇、舌、顔面、手足のしびれ、運動障害、頭痛、嘔吐、言語障害など、
ホタテ貝やムラサキイガイなどの下痢性貝毒による下痢、吐気、嘔吐、腹痛など、
あわびの餌に起因するクロロフィルによる光線過敏症、
シガ、チョウセンサザエのシガトキシン中毒、
一部の貝の唾液腺に含まれるテトラミンによる中毒、
ボウシュウボラやバイ貝に蓄積したフグ毒中毒などが挙げられます。

ツブ、ツブ貝と呼ばれている貝においては無毒のものも含まれますが、
エゾバイ科エゾボラ属のムカシエゾボラ、ヒメエゾボラ、アツエゾボラ、チヂミエゾボラ、チョウセンボラ、クリイロエゾボラ、コエゾボラモドキ、マルエゾボラモドキ、ヒメエゾボラモドキ、ウネエゾボラ、エゾボラ、フジイロエゾボラ、ウスムラサキエゾボラ、
エゾバイ科エゾバイ属のスルガバイ、ヒモマキバイ、アニワバイ、
エゾバイ科ミクリガイ属のミクリガイ、
他にエゾバイ科のトウイト、
フジツガイ科のアヤボラ、
テングニシ科のテングニシ、
イトマキボラ科ナガニシ、コナガニシ、イトマキナガニシ
などにおいては、唾液腺に有毒物質のテトラミンが含まれるとの示唆があり、摂食して中毒症状を生じることがあります。

症状出現までの時間:多くは食後30分〜1時間に発症
症状例:物が二重に見える、激しい頭痛、めまい、酩酊感、足のふらつき、眼底の痛み、眼のちらつき、嘔吐感、眠気など
対策:加熱調理でテトラミンの毒性が失われないため、唾液腺を摂食しないようにする、唾液腺を除去する

沸騰した湯でツブ貝を10分間加熱した後、唾液腺からテトラミンの一部が煮汁に移行したとの報告もあります。市販の殻付きツブ貝を購入する際は、唾液腺を除去するようにしましょう。
https://www.city.sendai.jp/sekatsuese-shokuhin/kurashi/anzen/ese/shokuchudoku/kaidoku.html#tsubu

貝による食中毒について
https://www.kumitasu.com/contents/hyoji/849

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