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乳幼児での金属アレルギー

2021.04.13

投稿者
クミタス

乳幼児においても金属に反応し症状出現することがあり、ニッケル、コバルト、クロム、アルミニウム、スズなどに症状を示すことがあります。

・金属に接触して症状出現
金属スプーンで食事をしていたり金属製品が触れた口唇部、口唇周囲、口腔内にかゆみ、紅斑、びらんが出現
金属が触れていた手足、臀部などに紅斑、鱗屑、びらんが出現など

・金属を摂取して症状出現
金属を含有する母乳、食物などの摂取が原因可能性に考えられる症状出現など
例:「母乳中のクロムに対する全身型金属アレルギーによると考えられた乳児の汗疱状湿疹」(足立 厚子, 堀川 達弥, 母乳中のクロムに対する全身型金属アレルギーによると考えられた乳児の汗疱状湿疹, アレルギー, 2007, 56 巻, 7 号, p. 703-708, 公開日 2017/02/10, Online ISSN 1347-7935)

金属製の玩具、はさみなども感作、症状出現の原因物質に考えられますが、乳幼児においては玩具を口に入れてしまったり、無自覚に金属に触れることが症状出現の背景にある場合もあります。金属アレルギーと判明したら、金属製玩具やスプーン、フォーク、コップなどの金属製食器の使用を避け、できるだけ手足に直接金属が触れないような服装ができると良いでしょう。

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