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Pork-cat syndrome~牛ホルモン焼きによる症状出現

2020.12.07

投稿者
クミタス

豚肉においては、豚の血清アルブミン(Sus s 1)が抗原となり、Sus s 1と構造の似たネコの血清アルブミン(Fel d 2)に鼻腔・口腔経由で感作した後に、交差反応により豚肉摂食時にアレルギー症状出現がみられる、“Pork-cat syndrome” があります。
またネコの血清アルブミン(Fel d 2)以外に、アミノ酸相同性が70~87%ほどみられているイヌ(Can f 3)、モルモット(Cav p 4)、またハムスターの血清アルブミンが原因となる場合があると考えられており、ネコ、イヌ、ハムスターと同居していたり接触機会を経て、抗原感作し発症する可能性が考えられています。

血清アルブミンは熱に不安定で、加熱すると抗原性が減弱する面があり、症状出現した方においてもその後の十分な加熱調理により症状出現を回避できている報告が見られていますが、加熱が十分でない豚肉以外に牛肉、馬肉においても症状出現する可能性があります。
また、内臓肉(ホルモン)においても症状出現した例も見られており、牛ホルモン焼きを含む食事で摂食した15分後に咳、呼吸苦、全身性じんましんが出現した8歳男児の報告もあります。
内臓肉(ホルモン)においても症状誘発可能性があることも視野に、症状が出現したことがある方は特に十分な加熱調理を意識されるのが良いでしょう。今後もどの程度の加熱が望ましいか、なども追記していきたいと思います。

牛乳と牛肉にアレルギー症状がある場合
https://www.kumitasu.com/contents/hyoji/3431
豚肉によるアレルギー~Pork-cat syndrome、マダニ
https://www.kumitasu.com/contents/hyoji/2078

出典・参照:横浜市立大学皮膚科 佐川展子 猪又直子 鈴木華織 佐野沙織 渡邊裕子 相原道子 ホルモン焼き摂取で誘発されたPork-cat syndrome の小児の1例

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