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牛乳と牛肉にアレルギー症状がある場合

2019.07.31

投稿者
クミタス

牛乳のアレルゲンは主にカゼイン、β-ラクトグロブリンになりますが、ほかにα-ラクトアルブミン、血清アルブミン、免疫グロブリンもアレルゲンとなることがあります。

牛肉の主なアレルゲンとして、Bos d 6(ウシ血清アルブミン)、α-gal(タンパク質上に存在する糖鎖)が挙げられますが、Bos d 6(ウシ血清アルブミン)は、熱変性により IgE 結合性を消失しやすい面があり、そのためウシ血清アルブミンがアレルゲンである場合、加熱不十分の牛肉にアレルギー症状が出現することがあります。

牛乳にアレルギー症状のあった方で、牛肉に症状を呈した例として、以下報告もあります。
乳児期早期にミルク摂取時に全身紅斑があり、イムノキャップで
ミルク12.6UA/ml、カゼイン0.59UA/ml、α―ラクトアルブミン0.76UA/ml、β―ラクトグロブリン4.97UA/ml
で、アレルギー用ミルクを使用していた。その後段階的に経口負荷試験を実施し、4歳時で非加熱牛乳50mlが摂取可能となった。が、
ミルク43.1UA/ml、カゼイン2.10UA/ml、α―ラクトアルブミン0.33UA/ml、β―ラクトグロブリン0.34UA/ml、牛肉36.4UA/ml、豚肉3.63UA/ml、
イムノキャップISACでウシ血清アルブミン(Bos d 6)は3.8ISU-Eで、加熱牛肉は今まで摂取可能であったが、加熱不十分な牛肉摂取時に嘔吐を認め、ウシ血清アルブミン感作との関連が疑われた(出典・参照:ウシ血清アルブミンへの感作を認める牛乳アレルギー)。

牛乳にアレルギーのある方において、牛肉中のウシ血清アルブミンなどに反応を示すこともありますが(数%前後との意見もありますが)、ウシ血清アルブミンがアレルゲンである場合、中心部まで火を通した調理により牛肉摂食時の症状出現を回避し得るところでもありますので、加熱程度に留意できると良いでしょう。
またアレルゲンの関連性について、掲載していきたいと思います。

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