Author クミタスさん
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読み物
2024.11.01
市販の風邪薬にも配合されることがある成分にアレルギー反応を示すことがあり、以下等が原因物質となる場合もあります。
風邪薬とアレルギー
https://www.kumitasu.com/contents/hyoji/4082
市販の総合感冒薬には様々な成分が含まれていますが、今回は去痰成分として市販薬に含まれることのある成分が原因と考えられたアレルギー例について掲載します。
18歳男性。鼻汁、頭痛に対してパブロンゴールドAを3錠内服したところ、45分後に呼吸苦、眼瞼腫脹、60分後に体幹に膨疹が5個出現。即時型アレルギー反応疑いの精査として皮膚プリックテスト(SPT)を実施し、同薬(1 錠/ml)2×2 mm、陽性コントロール12×6 mmと陰性であった。
薬物誘発試験は、3錠内服した15分後に眼球結膜充血、口腔内違和感、体幹の掻痒、喉頭絞扼感が出現し、内服31分後に眼瞼腫脹、鼻汁、体幹に計14個の膨疹が出現し陽性と判定された。その後の成分毎の皮膚プリックテスト(SPT)は、グアイフェネシン(濃度 50%)が 9×5 mmと陽性、パブロンゴールドA、グアイフェネシンの好塩基球活性化試験はともに陽性であった(出典・参照:犬塚祐介,松永真由美,加藤由希子,安岡竜平,夏目統 浜松医科大学附属病院小児科 パブロンゴールド A による即時型アレルギーの原因成分の同定)。
グアイフェネシンによる即時型アレルギー反応の国内報告は、今までのところ少ないようですが、今後も他成分による報告例なども含め掲載したいと思います。
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