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温州みかんとアレルギー

2017.12.19

投稿者
クミタス

オレンジによる食物依存性運動誘発アナフィラキシーの例が見られていますが、食物摂取後の運動負荷によるアナフィラキシー症状を繰り返していた12歳女児で、オレンジ、グレープフルーツの特異的IgEが陽性、皮膚プリックテスト(SPT)も陽性で、アスピリンを併用した温州みかん摂取後の運動負荷試験を行ったところ、アナフィラキシー症状が誘発された、温州みかんによる食物依存性運動誘発アナフィラキシーの例の報告があります。
バレンシアオレンジ、温州ミカン、グレープフルーツ間においては、共通抗原性がある可能性があり、またオレンジのアレルゲンの1つと考えられるプロフィリンの濃度は、バレンシアオレンジの方がネーブルオレンジよりも約3倍高いとの示唆もあります。

ペクチンが原因である場合も


また、カシューナッツへのアナフィラキシー歴のある7歳女児で、冷凍温州みかんを含む給食から2時間ほどして全身紅潮、犬吠様咳嗽があり、市販の手作りジャム用のLMペクチンを用いたプリックテスト、好塩基球活性化試験で陽性の活性反応を示し、経口負荷試験で果皮を含む温州みかん果実摂取時に消化器症状を呈したことから、温州みかんに含有のペクチンがアレルギーの原因と推察された例もあります。
カシューナッツにアレルギー症状の既往のある患者さんにおいては、ペクチンが原因物質となる場合があり、ペクチンを多く含む温州みかん、オレンジ、きんかんなどの柑橘類由来のペクチン摂取により、アレルギー症状が出現する場合もあります。ご留意頂ければと思います。

オレンジにアレルギー症状がある場合、ほかの柑橘類にもアレルギー反応を示すのか?(2017.1.12更新)
https://www.kumitasu.com/contents/hyoji/1739
ペクチンによるアレルギー
https://www.kumitasu.com/contents/hyoji/2165

出典・参考:温州みかんによる食物依存性運動誘発アナフィラキシーの1例
冷凍温州ミカン中のペクチンによってアナフィラキシーを起こした7歳女児例
オレンジアレルギー患者血清を用いた柑橘類の交差抗原性の検討
ELISAを用いたオ レンジアレルゲンの検出

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