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誤配・誤食防止の対策例

2017.03.27

投稿者
クミタス

食事の誤配による誤食が起こることがあります。

給食での誤配・誤食とアレルギー症状出現状況から
https://www.kumitasu.com/contents/hyoji/1421

食材の1つとして調理、加工されている場合は、食べる前に含まれているかを確認することは困難でもあり、食べるまでに誤りがないことが求められますが、園・所、学校や病院での誤配、誤食防止対策例としては以下等が挙げられます(一部混入防止含む)。

・保護者・児童との献立内容の確認
・特に残留しやすい調理器具は除去食用と通常食用とで分けて使用し管理(菜箸など)
・対応食担当者は専用のエプロンを使用
・除去食と通常食とで食器やトレーを別にする(色を変えるなど)
・除去食の食器、トレーを統一する
・献立名、内容、名前、アレルゲンなどを札などに明記
・複数人でのチェック
​・お膳をラップで覆う
・配膳にあたりお膳を置く除去食専用の棚を設ける
・配膳の順番を先にする(順番自由の場合もあります)
・除去食の内容がわかる献立表の貼りだし
・おかわり可の場合でおかわりをしたい場合は、事前に内容を確認する(おかわり不可での運用の場合もあります)
・除去対象の食物を拭いていないふきんを使用
・机が変わる際などは机を拭く
・除去食以外の食事時に使用していないランチョンマットを使用
・食器洗浄機のみでなく、アルカリ性洗剤を用いた手洗いでの洗浄
・定期的な検証 など

食物アレルギーの症状程度には個人差があり、また上記のすべてに必ず対応が必要ということではありませんが、上記などの対策例から環境や状況等に合わせ適した持続可能な適した対策が取られつつ、児自身も年齢などに合わせ、食べる前に名前札がある場合は記載されている名前と違っていないかどうか、普段同じ色のトレーや食器を使用している場合、いつもとトレーや食器の色が違っていないか、貼りだしの献立内容と異なっていないかなども確認し、協力しながら対応できるのが望ましいでしょう。

また、除去対象の食物以外で給食で初めてまとまった量を食べる食物をなるべく減らしておけるように、普段からできるだけ様々な食品の摂取をおこないつつ、最低限の除去で進められるようにしたいですね。

学校給食における食物アレルギー対応について
https://www.mext.go.jp/component/a_menu/education/detail/__icsFiles/afieldfile/2015/03/26/1355518_1.pdf

参考:
当院における食物アレルギー児の誤食防止対策 江南厚生病院栄養科、江南厚生病院こども医療センター
保育所給食における効果的なアレルゲン洗浄の検討
調布市立学校の食物アレルギー対応

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