スーパーマーケット、ショッピングモール等で使用するショッピングカートに子供が乗っていて、立ち上がろうとしたり、身を乗り出したときなどに転落、転倒し、頭部損傷、骨折、顔面にけがなどの事故が発生しており、国民生活センターにて注意喚起がなされています。
2011年度以降、ショッピングカートに関わる事故例は118件で、2015年度が最も多く31件発生しており、年齢別では1歳が29.7%、2歳が26.3%、3歳が16.1%と3歳までの子供で7割超を占めていることが示されています。
ショッピングカートには幼児用座席があるもの、ないものがありますが、座席やかごに立ったり、座席でない部分に乗ったり、身を乗り出したり、ぶらさがるとバランスが悪く転倒、転落しやすくなります。
小児においては、付き添い者が目を離した際などでのサークルベッド、ベッドからの転落のケースも見られますが、コンクリート、木製フローリングの床面への頭部の転落高さが約73cmを超えると、頭部損傷発生リスクが非常に高まるとの示唆があります。
ショッピングカートの子供用座席の座面の高さはおよそ40cm~80cm、かごの上端の高さはおよそ65cm~89cmで、身を乗り出したり立ち上がると、さらに高い位置から転倒、転落することになります。また、カートから転倒する場合、頭から落ちたり、体を手や足で支えることができないまま転倒することもあります。
ショッピングカートには、商品のみを載せる用のもの、幼児席付きのもの、また乳児ものせられるもの、など様々なタイプがありますので、ショッピングカート使用の際の注意表示などの確認、座席の対象年齢・月齢などを確認したうえで、目を配れるようにし、転落による事故を避けられるようにしましょう。
医療機関ネットワークにみる店舗用ショッピングカートでの子どもの事故-転落時の頭部損傷のリスクが高く、危険です!-
https://www.kokusen.go.jp/pdf/n-20161207_1.pdf
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Mayu Ishikawa
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