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2016年7月~9月のイギリスでのアレルゲン表示漏れは卵、ナッツ、マスタードが多数

2016.11.18

投稿者
クミタス


2016年7月~9月のイギリスでの食品回収状況のレポートがまとめられましたが、3カ月間での回収件数は全54件、主な内訳としては、
・アレルゲン表示漏れ30件(56%)
・食中毒11件(20%)
アレルゲン表示漏れによる回収が過半数となっております。

アレルゲン表示漏れ30件のうち、表示が漏れていたアレルゲン、食品は以下等になります。

・卵
〔プロテイン商品、ベジタブルライス、チーズサンドウィッチ、チョコレートブラウニー、スープ〕

・ナッツ(アーモンド、ヘーゼルナッツ、ブラジルナッツ、ピスタチオ、カシューナッツ、くるみ)
〔チョコバー、ピーナッツ&レーズン、煮ピーナッツ缶、チョコクッキー〕

・マスタード
〔チーズサンドウィッチ、フルーツやナッツの酢漬け、パスタ料理、シーズニング、スズキフィレ〕

・ピーナッツ
〔ハニーピーナッツ、雑穀バー、煮ピーナッツ缶〕

・乳
〔氷菓、焼菓子、フルーツヨーグルト、卵サンドウィッチ〕

・小麦
〔ホエイ・プロテイン商品、グルテンフリークラッカー〕

・大豆
〔プロテイン商品、ホエイ・プロテイン商品、ブレッド〕

・セロリ
〔シーズニング〕

・ごま
〔ポン菓子〕

・えび
〔テリヤキクラッカー〕

2016年1月~3月においては、49件の回収事案があり、うち24件(49%)がアレルゲン表示漏れになり、乳の表示漏れが最も多く、2015年の10月~12月においては回収対象35件中アレルゲン表示漏れは23件(65.7%)、ナッツ、マスタード、乳の表示漏れが多くを占めています。

一部の商品については、グルテンフリーと記載のある商品においてもコンタミネーションなどの理由でグルテンフリーと表記するレベルを超過した小麦の含有があったことでの回収事案もあります。含有レベルと一致した表示が何より望まれるところですが、微量に反応する方で初めてその商品を摂取される場合は、少量から様子を見て進められるのが望ましいでしょう。

List of Incidents July to September 2016
https://www.food.gov.uk/sites/default/files/incidentsjulytoseptember2016.pdf

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