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食物経口負荷試験施行の状況例

2025.11.13

投稿者
クミタス

食物経口負荷試験を施行して、ヒヤリハット事例に関しての報告例を掲載します。

近畿食物チャレンジネットワーク20施設の医師、看護師、薬剤師、栄養士、事務職員を対象に、過去5年のヒヤリハットに関してアンケートを実施した。回答は7項目(負荷食品の準備、負荷量設定、事前の説明、食物経口負荷試験中、帰宅後の症状、器材準備やモニタリング、その他)に分類し、各施設の職種ごとに意見の集約を依頼した結果、合計197件の報告のうち最も多かった項目は負荷食品の準備で53件だった。同内容の事案を複数施設から多数認めた一方で、うどんを茹でずに持参といった予想外の事案も認めた。重篤な結果に繋がったあるいは可能性のある事案は、「負荷量設定」2件、「食物経口負荷試験中」3件、「薬材準備」2件、「帰宅後の症状」1件、「その他」1件の合計9 件で、事後対策は全件で行われていた一方で施設内報告は4件のみだった(出典・参照:中農昌子,川上智子,岡藤郁夫,濱田匡章,平口雪子,竹村豊,土井政明,高岡有理 国保中央病院小児科,住友病院小児科,神戸市立医療センター中央市民病院小児科,近畿大学医学部小児科学教室,市立東大阪医療センター小児科,八尾市立病院小児科,大阪府済生会中津病院小児科,免疫・アレルギーセンター,大阪はびきの医療センター小児科,近畿食物チャレンジネットワーク 食物経口負荷試験のヒヤリハット報告~安全な食物経口負荷試験をめざして~)。
 

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