局所麻酔薬とアレルギーについては、いかにも掲載しておりますが
局所麻酔薬とアレルギー、チャレンジテスト
https://www.kumitasu.com/contents/hyoji/3392　　
アミド型局所麻酔薬によるアナフィラキシー
https://www.kumitasu.com/contents/hyoji/4787　
リドカイン含有テープによりアレルギーを生じた方のケースを掲載します。

10歳女児。伝染性軟属腫摘除時にリドカイン含有テープを貼布され、3時間後に嘔吐し意識朦朧となった。リドカイン含有テープや局所麻酔薬を用いてオープンスクラッチパッチテストを施行した。3時間後にリドカイン含有テープと0.25％ブピバカインで膨疹と紅斑を生じた。リドカインによる即時型アレルギーの遅発相反応と考えた。リドカインは痒み止め外用薬などの市販薬にも広く含まれている。患者には，他のアミド型局所麻酔の使用も避けるように説明し、リドカインの不用意な使用を避けるために、アレルギーカードを常時携帯するように指導した。アナフィラキシー症状にはオープンスクラッチパッチテストも必要であると考えた（出典・参照：古谷野理恵, 藤本和久, 朴愛理, 鮫島甲太, 恩田茉利奈, 刀祢勇樹, 濱田里沙, 井渕善聖, 吉田舞, 鈴木香緒里, 船坂陽子, 佐伯秀久 日本医科大学付属病院皮膚科　リドカイン含有テープでアナフィラキシー症状を生じ，オープンスクラッチパッチテストで陽性となった1例）