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有毒植物と誤食

2023.06.16

投稿者
クミタス

イヌサフランは葉の形がギョウジャニンニクに、球根の形がニンニクやタマネギに似ており、誤って食べて食中毒を起こすことがあります。
イヌサフランと行者ニンニク
https://www.kumitasu.com/contents/hyoji/946 
 
他にも誤って食中毒を起こすことがある植物例を以下に掲載します。

・スイセン(原因物質:タゼチン、リコリンなどのアルカロイド類)
ニラと間違えて食べ、吐き気、嘔吐、頭痛などが出現

・チョウセンアサガオ(原因物質:アトロピン、スコポラミン、ヒヨスチアミンなどのアルカロイド類)
チョウセンアサガオの開花前のつぼみをオクラと間違えて食べ、口の乾き、嘔吐、瞳孔散大、呼吸障害、意識混濁など
チョウセンアサガオの根をゴボウと、チョウセンアサガオの葉をモロヘイヤ,アシタバなどと、チョウセンアサガオの種子とゴマを間違えて症状出現することもあります。
 

​・クワズイモ(原因物質:シュウ酸カルシウム)
サトイモと間違えて食べ、口腔内のしびれ(イガイガ、ピリピリ感)、汁が付着した部位を中心にした皮膚炎、顔の紅潮や腫れ、悪心、胃痛、下痢や嘔吐など
クワズイモが自生している場所にサトイモを植栽しており収穫時にクワズイモが混入、またクワズイモの茎が紛れ込んでいた状態でサトイモの茎(ずいき)が販売された例も過去に見られています。
 

 ・バイケイソウ(原因物質:ジェルビン、プロトベラトリン、ベラトラミンなどのアルカロイド類)
オオバギボウシ(ウルイ)と間違えて食べ、嘔吐、下痢、血圧低下、けいれんなど
 



 

・ヒメザゼンソウ(原因物質:シュウ酸カルシウム)
オオバギボウシ(ウルイ)と間違えて食べ、と間違えて食べ、口腔内のしびれ(イガイガ、ピリピリ感)、汁が付着した部位を中心にした皮膚炎、顔の紅潮や腫れ、悪心、胃痛、下痢や嘔吐など
https://d3pbyuzcd27kd.cloudfront.net/wp-content/uploads/2023/02/21205856/greendata-14-15.pdf 

・フクジュソウ(原因物質:強心配糖体のシマリンやアドニトキシン)
フキノトウと間違えて食べ、嘔吐、呼吸困難、心臓麻痺など
https://d3pbyuzcd27kd.cloudfront.net/wp-content/uploads/2023/02/21210205/greendata-19.pdf 
 


 

・ハシリドコロ(原因物質:ヒヨスチアミン、アトロピン、スコポラミン、アポアトロピンなどのアルカロイド類)
フキノトウと間違えて食べ、嘔吐、下痢、血便、めまい、幻覚など

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