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調理器具による反応例から

2022.03.01

投稿者
クミタス

金属アレルギーは、皮膚に金属が接触して皮膚症状が出現するタイプ、歯科金属や食物・飲料、薬剤に含有される金属が体内で吸収され発症する全身型金属アレルギーのタイプがあります。全身型金属アレルギーで比較的出現することの多い汗疱状湿疹においては、ニッケル、クロム、コバルトのパッチテストで陽性を示すことが多いとの示唆もあります。

ニッケル、クロム、コバルトを多く含む食品については以下でも掲載しておりますが
全身型金属アレルギー、掌蹠膿疱症について
https://www.kumitasu.com/contents/hyoji/1194
食物・飲料の摂取に際して、食物・飲料が直接の原因でなく、使用した金属製器具が原因で症状出現することもあります。

30歳男性。4か月前から自家ドリップコーヒーを飲んだ半日後から手のひらや手指側面にかゆみを伴う水疱を認め、近医でアレルギーを疑われ紹介受診。花粉症とピロリ菌による胃炎の既往があった。血液検査では総IgE値、TARC値とも正常範囲内であり、抗原特異的IgEがブナ科花粉で陽性であった。金属アレルギーもしくはPFAS(花粉-食物アレルギー症候群)が関与する汗疱と診断され、コーヒーを淹れる際に金属製フィルターを使用しないよう指導した(出典・参照:鈴木慎太郎 能條眞 田中明彦 相良博典 昭和大学医学部 コーヒーを飲んだ後に生じた汗疱の1例)

食事の際に金属スプーンが触れた口唇部、口唇周囲、口腔内にかゆみ、紅斑、びらんが出現することがありますが、食物・飲料が原因でなく、調理器具や食器が原因となる場合があることを踏まえて置けると良いかもしれません。


コーヒーによる反応
https://www.kumitasu.com/contents/hyoji/3879
食物に含有する金属による反応~チョコレート、ココアなど
https://www.kumitasu.com/contents/hyoji/2943
乳幼児での金属アレルギー
https://www.kumitasu.com/contents/hyoji/4230
掌蹠膿疱症と金属アレルギー
https://www.kumitasu.com/contents/hyoji/4060
歯科金属の除去と金属アレルギー~除去と改善
https://www.kumitasu.com/contents/hyoji/3102

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