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耐性獲得後のアナフィラキシー

2020.09.13

投稿者
クミタス

耐性を獲得していた食物において、再度アレルギー症状が出現することもあります。
一度耐性を獲得した食物アレルギー患者さん30人(1.2~50歳)のうち、22人(乳アレルギー:17人、卵アレルギー:2人、ピーナッツアレルギー:3人)において症状が再燃しており、アナフィラキシーは23人中12人(52%)で報告され、8人は複数回のアナフィラキシーをおこしており、アトピー性皮膚炎は23人中12人(52%)で発症し、8人は重症であった。症状再燃の前に16人(70%)においては、耐性を獲得した食物を耐性獲得後に除去していた(出典・参照:Food allergy to previously tolerated foods: Course and patient characteristics)。
耐性を獲得していたけれど、耐性獲得後に再び除去をおこなっていたことは、症状再燃の要因の1つに考えられるところでもあり、摂取開始時にアナフィラキシーをおこすことがあります。

3歳時に加熱卵の耐性を獲得し、マヨネーズなど低加熱卵も摂取可能となった。4歳時に原因不明の痙攣重積型急性脳症のため経口摂取困難となり、経腸栄養剤による栄養管理が開始されていたが、7歳時、全身状態の安定に伴い入院し、加熱卵を含む食事が注入された30分後より、繰り返しの嘔吐、全身の蕁麻疹、咳、喘鳴を認めた例も見られています。
食物アレルギー以外の疾患が背景にあり、食事が制限されていたために、摂食時に症状が出現してしまうこともあります。摂取開始時に際しては、医師に相談できるのが望ましいでしょう。

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