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​多形紅斑とは

2020.06.09

投稿者
クミタス

多形紅斑は手の甲、足、ひじ、ひざなどにやや隆起する丘疹ではじまり、広がっていく皮疹で、炎症が強い場合は水疱を形成します。春~夏で若年~の女性で比較的生じやすく、原因としては以下などが挙げられています。
・薬剤アレルギー:抗菌薬、NSAIDs、抗けいれん薬、抗悪性腫瘍薬など
・感染症:ウイルス(単純ヘルペスウイルスなど)、細菌(レンサ球菌、マイコプラズマ、非結核性抗酸菌など)、白癬、クラミジア、リケッチアなど
・膠原病、アレルギー性疾患:昆虫アレルギー、膠原病(特にSLE)、サルコイドーシス、クローン病など
・寒冷など物理刺激、造血器腫瘍など

薬剤の副作用による多形紅斑においては、医薬品の服用後数日から 2 週間以内の発症が多くみられますが、投与から1か月以上経過してから生じることもあります。数か月間の中で薬剤投与歴のある方においては、使用薬剤の履歴を受診時に伝えられると良いかもしれません。
重篤副作用疾患別対応マニュアル
https://www.pmda.go.jp/files/000224779.pdf

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